2月18日、新しい火星探査機、パーシビアランス(Perseverance)が火星に到着しました。
宇宙が大好きな息子たち。特に最近は、火星探査機のキュリオシティ(Curiosity)を手作りしたり、火星好きなので、パーシビアランスにも興味津々です。
このブログではなんども登場しているニューヨークのロングアイランドのクレイドル航空博物館(Cradle of Aviation Museum)で、火星好きにぴったりのイベントがあったので、足を運んでみました。
今日は、NASAの火星探査機パーシビアランスと、Mars in 3D(火星について学べるクレイドル航空博物館のイベント)についてご紹介します。
火星探査機パーシビアランスとは
パーシビアランスは、2020年7月30日に打ち上げられ、203日間、2億9300マイル(4億7200キロ)以上という長い旅の末、2021年2月18日、ようやく火星に降り立ちました。
パーシビアランスとは、日本語で、忍耐、の意。NASAが火星に送った探査機は、キュリオシティ(Curiosity)に続き、5機目です。
パーシビアランスは今までNASAが惑星に送った探査機の中では一番大きく、乗用車くらいの大きさです。重さはなんと2000ポンド(1トン)以上もあります。
パーシビアランスにはヘリコプターも積んでいます。地球以外の惑星でヘリコプターのような乗り物を飛ばすというのも人類にとって初めての試みとなります。
パーシビアランスのミッション
パーシビアランスのミッションは、これから2年間かけて、火星に生命が以前存在していたという決定的な証拠となるような石や表土を集めて、地球に持って帰ることです。
地質や過去の天候を特定するために、かつて湖の底、三角州だったと考えられているジェゼロクレーター(Jezero Crater)の石や堆積物も調査しますが、パーシビアランスの基本的なミッションは、かつて微生物が生きていた証を探すという宇宙生物学です。
遥か遠い場所に位置する火星ですが、水と生物が存在していた可能性があることから、月の次に人類を送る場所として研究が続けられています。
NASAだけでなく、テスラのCEOであるイーロン・マスク氏が率いるSpace X(スペースエックス)でも、2024年に、Starship(スターシップ)というSaturn V(サターンファイブ)より大きい巨大ロケットを火星に打ち上げる予定です。そして、2026年には、有人のStarshipを火星まで打ち上げる予定となっています。
人類が火星に到達する日が近づいているようです。
- 参考サイト: Touchdown! NASA’s Mars Perseverance Rover Safely Lands on Red Planet、Mars and Beyond、SpaceX’s 1st crewed Mars mission could launch as early as 2024, Elon Musk says
Mars in 3D (クレイドル航空博物館のイベント)
火星探査機パーシビアランスの火星への到着にあわせて開催されていた、クレイドル航空博物館の MARS in 3D というイベントに行ってきました。
関連する映像を見たりしながら、火星探査機パーシビアランスについて勉強したり、3Dメガネを作って火星の映像をみて見よう!というものです。
入場料を払えば無料で参加できるイベントで、人も少なく、自分たちで説明書を読みながら簡単にできるものでした。
一人一つ、3Dメガネの作成などに必要な紙が入った袋を受け取り、消毒済みのハサミとノリを受け取って、テーブルで作業します。
自分で作った3Dメガネで、袋に入った写真や、テレビで流れている写真を見ると、火星の表面が立体的に見えました。
博物館などのメンバーシップはお得?
他に開いている博物館も少ないこともあり、訪問する機会が増えたクレイドル航空博物館。
ついに、会員(メンバーシップ)になることにしました。メンバーシップは日本の年間パスポートのようなものです。
クレイドル航空博物館では、家族6名までが利用できるファミリーメンバーシップの会員費は、年間125ドル。
家族4人の我が家の場合、通常のチケット料金は、大人(13歳から61歳)16ドルx2名、子供(2歳から12歳)14ドルx2名なので、1回の訪問で60ドル。2回訪問すると120ドル。
ギフトショップなどでのディスカウントもあるので、年間2回以上利用する場合は、十分に元が取れると言えます。年間、3回以上利用する場合は、メンバーになる方が断然お得です。2年間分の申し込むと、225ドルとさらに25ドルもお得になるようです。
また、会員になると以下のような割引特典があります。
- 6名まで無料で入館可能
- ミュージアムストア(館内ギフトショップ)での購入時、15%割引
- 館内カフェでの購入時、10%割引
- プラネタリウムの入場料の割引
- 6名以上の追加の入館料の割引
- 会員限定のイベントへの招待
- 誕生日パーティー、サマーキャンプ、ホリデーキャンプの割引
ファミリーメンバーシップ以外にも、大人2名分のデュアルメンバーシップや、学生向けのメンバーシップなどもあります。
他の博物館、動物園、植物園でも、年に3回以上利用する場合は、会員になった方が安くすむ場合が多いので、上手に利用したいですね。
まとめ
先日、火星に到着したばかりの、NASAの火星探査機パーシビアランスと、Mars in 3D(火星について学べるクレイドル航空博物館のイベント)をご紹介しました。
クレイドル航空博物館でのイベントは冬休み中の期間限定だったので、2月21日までですが、人気があれば継続されると思います。1月までと言われていた、Back to the Future展も継続されていて、デロリアンもまだ展示されていました。
水や生命が存在していた可能性がある火星。パーシビアランスの活躍により、どんな新しい発見があるか楽しみです。