ニューヨークのロングアイランドにあるクレイドル航空博物館(Cradle of Aviation Museum)。
我が家の3歳と5歳の息子は宇宙が大好きなので、よく利用しています。
以前は、ミュージアムパス(図書館で予約をすると、無料でミュージアムに入場できる)プログラムをよく利用していましたが、残念ながらコロナの影響で、地元の図書館のミュージアムパスプログラムは休止中。
今年は思い切って年パスを購入し、足しげく通っています。
小さい博物館ではありますが、デロリアンが展示されたり、STEMイベントでロケットを飛ばす体験ができたり、火星について学べるコーナーがあったり、宇宙好きにはたまらない場所です。
今日は、STEM教育にぴったり!プラネタリウムも楽しめる、クレイドル航空博物館の見所ガイド についてご紹介します。
Cradle of Aviation Museum(クレイドル航空博物館)
Cradle of Aviation Museum(クレイドル航空博物館)は、ニューヨークのロングアイランドのガーデンシティ(Garden City)にある航空機と宇宙をテーマにした博物館。
熱気球や戦闘機、アポロ計画の月面着陸船(Lunar Module)など、75機の航空・宇宙関連の乗り物の展示があります。
航空機、宇宙好きにおすすめです!
- 住所:Charles Lindbergh Blvd, Garden City, NY 11530
- ホームページ: Cradle of Aviation Museum
- 入場料:
- 大人 16ドル
- 子供(2-12歳)、シニア 14ドル
- 1歳以下は無料

天井には大きなEagleの模型も!
以前、入り口付近は小さな子どもが遊ぶスペースで、その後、宇宙の展示になりましたが、また幼児向けの遊び場になっていました。
Cradle of Aviation Museum(クレイドル航空博物館)のおすすめポイント
プラネタリウム(JetBlue Sky Theater Planetarium)
- 2012年10月にオープンした最先端のドーム型のプラネタリウム
- ニューヨークのロングアイランドにあるプラネタリウムの中では最大級
- ニューヨークに本社を置く航空会社JetBlue(ジェットブルー)がスポンサー
ロングアイランドの中では最大と言われているプラネタリウムのスクリーンでみる宇宙の映像は迫力満点!
最新技術を搭載したデジタル映像を投影できるプラネタリウムなので、天体だけでなく、宇宙に関わる様々なテーマの映像を楽しむことができます。
- Apollo 11: First Steps Edition(アポロ11:月面での第一歩)
- Asteroid: Mission Extreme(小惑星:極限のミッション)
Apollo 11は50分程度、Asteroidは20-30分くらいの短いドキュメンタリーのような映像でしたが、息子たちはぐずることなく見入っていました。
“Asteroid: Mission Extreme”では、小惑星の地球への衝突を防ぐためにどんな対策があるのか、小惑星に秘められた可能性などをリアルな映像と共に学ぶことができました。
映画館とは違い、博物館の一角にあるプラネタリウムのショーなので、そんなに混み合いません。
博物館なので、子供と一緒に観に来ている人も多いです。
現在はコロナの対策のため、全席座席指定となっていますが、コロナ以前に観に行った時も好きなところに座れるくらい空席が多かったです。
入場料に5ドル上乗せとなりますが、興味があるテーマのショーであれば、十分に見る価値があると思います。
宇宙エリア(The Space Gallery)
ロックウェル コマンドモジュール 002(Rockwell Command Module 002)
- アポロ宇宙船の司令船(CM=コマンドモジュール)
- パラシュートは実際にアポロ15のミッションで月に行ったもの
グラマン ルナモジュール LM-13(Grumman Lunar Module LM-13)
- アポロ宇宙船の月面着陸船(LM=ルナモジュール)
- アポロ19ミッションで使われる予定だった本物の月面着陸船(LM-13)(アポロ19ミッションは中止になったため実際には使用されていない)
本物の月着陸船(LM)を見ることができるのは、ニューヨーク・ロングアイランドのクレイドル航空宇宙博物館、ワシントンD.C.のスミソニアン国立航空宇宙博物館、フロリダのケネディ宇宙センターの三箇所のみです!

天井には、小さいけれどアポロCMS=コマンドサービスモジュール(司令船・機械船)もあります!
ルナモジュールのシミュレーター(Grumman Lunar Module Simulator)
- アポロミッションの宇宙飛行士が使用した、月面に着陸する月面着陸船(LM=ルナモジュール)のシミュレーター
アポロミッション用に作られたLMシミュレーターはこの一つのみですが、非常に良い状態で保存されています。
月のにおい(Moon Smell)
- 月のにおい(Moon Smell)が嗅げる
- 月と地球の重さ比べができる
ルナモジュールがあるお部屋の入り口には、月の重さ比べや月のにおいを体験できるものもあります。

棒を引っ張ると重さが違います。月の重力は地球の重力の1/6であることが体感できます。
ジェミニ宇宙船(Gemini Spacecraft)
- 2人乗りの宇宙船、ジェミニ宇宙船の模型
- 中に入って座ることができる
アメリカ初の有人宇宙飛行計画は、マーキュリー計画(Mercury Project)。
二番目が、このジェミニ宇宙船を使用した、ジェミニ計画(Gemini Mission)。
そして、三番目が、有人月面着陸計画(Appolo Mission=アポロ計画)です。
スペースXのドラゴン(Space X Dragon)
- Space X社が開発した宇宙船、ドラゴンの模型
小さいものですが、天井から吊り下げられています。
その他
他にも天井から衛星がぶら下がっていたり、スペースシャトルの模型があったり、宇宙好きにはたまらない展示物がたくさん!

マイケル(マイク)・マッシミーノさんなど、ニューヨークのロングアイランド出身の宇宙飛行士のパネルもあります。
他にもボタンを押すとロケットが飛んで行ったり、簡単な月面着陸シミュレーターゲームなど、インターラクティブに楽しめる展示物があります。

赤いボタンをよく押すと、おもちゃのロケットが透明の筒の中で飛び上がります。

スペースシャトルを着陸させるシュミレーター。操作方法がいまいちわかりませんが、無料で触れます。

月面着陸船を月に着陸させるシミュレーター。こちらも無料で触れます。
翼の夢エリア(The Dream of Wings)
熱気球(Hot Air Balloon)
ボタンを押すと、気球が膨らみ、天井近くまで上がっていきます。
風の壁(Wall of Wind)
大きなファンが沢山設置されていて、ボタンを押すと、カイトが飛びます。
第一次・第二次世界大戦エリア(World War I, II)
第一次・第二次世界大戦中の頃の飛行機などが展示されています。映画や写真でしか見れないような昔の飛行機を見ながら、歴史を学ぶことができます。
運転席に座れるような展示はコロナの影響で座れない時期もありましたが、現在はまた解放されています。

飛行機の操縦ゲーム。
お土産売り場(Museum Store)
お土産売り場には、宇宙や飛行機に関係した面白いグッズが沢山あります。
お土産屋さんなので若干割高な気がしますが、他のお店ではなかなか見かけないようなものもあり、見ているだけでも楽しいです。

自分で組み立てるので、勉強にもなるソーラーシステム(太陽系)のモビール。

Moon Shoes!月にいるよう軽やかにジャンプしたり、歩いたりできるのでしょうか?!

楽しい水のロケット、Water Rocketも売っていました。ジャガイモで電気を作って時計を動かす実験、ポテトクロックも楽しそうです。

日本生まれのナノブロックも売っていました。

フリーズドライの宇宙食、アイスクリームサンドウィッチ。

メタルパズル2種類(Apollo CSM with LMとAppollo Saturn V)を購入。しかし組み立てるのが非常に難しい代物でした。。

付属のペンで自分で色ぬりできます。洗うと消えるので、繰り返し遊べます。

次男のプレスクールは、コロナ予防の一貫として、布製品(布のバックパックや手提げ袋)を持っていけません。スチール素材やビニール素材ならOKとのことなので、次男のスナックボックスとしてこちらを購入。
食事エリア(Museum Cafe)
とてもシンプルではありますが、食事ができるエリアもあるので、1日ゆっくり楽しめます。
軽食も売っていますが、持参したお弁当などを食べることもできます。
誕生日パーティーの時にはこの場所が使われます。
まとめ
今日は、STEM教育にぴったり!プラネタリウムも楽しめる、クレイドル航空博物館の見所ガイド についてご紹介しました。
小さな博物館ではありますが、色々な工夫がされていて、行くたびに新しい発見があります。
展示物はもちろんですが、プラネタリウムやお土産売り場も楽しいので、ぜひチェックしてみてください!

