お家で簡単に出来る、おすすめのサイエンス実験!
子どもでもできるくらい、準備も手順もとっても簡単ですが、出来上がる卵は透明、ぶよぶよ、きれいで神秘的です!
今日は、割れずに弾む不思議な透明たまご!Bouncy Egg(スケルトン卵)を作ろう! についてご紹介します。
卵を使った実験なので、イースター前のお家アクティビティとしてもおすすめです。
Bouncy Eggとは?
- 落としても割れずに、ボールのように弾む卵のこと
- 殻がなくなっているので、Naked Eggとも呼ばれる
Bouncy Eggを作ろう
ボールのように弾む、不思議な卵の作り方をご紹介します。
- 生卵
- 卵がすっぽり入る容器(コップでOK)
- お酢
- 着色料(なくてもOK)
- 透明な容器の方が、卵の様子がよく観察できます
- 着色料を入れると、色付きのぷよぷよ卵が出来上がります
- 卵が少しだけ大きくなるので、取り出しやすい容器がおすすめです
- 生卵を割らないように、コップなどの入れ物に入れる
- 卵がしっかりと沈むくらいの量のお酢をコップに入れる
- 泡が発生するのを観察
- そのまま1日〜2日間、冷蔵庫に入れておく(時々観察したり、触ってみて変化を楽しむのがおすすめ)
- 卵を取り出して、水でゆすいだら、弾む卵の完成!
Bouncy Eggは食べられるの?
卵にはお酢が吸収されてしまっているので、かなり酸っぱくなっています。
少しもったいないですが、実験後の卵は食べるのには適していません。
Bouncy Eggで遊ぼう
丸1日、お酢につけておいたら、無事にBouncy Eggが完成しました!
観察しよう!
- 卵の大きさ比べ
– 半透明の細胞膜を通ってお酢が吸収されるため、普通の卵よりも大きくなっている
透明たまごを作ろう!
お酢から取り出した卵の周りには、溶けた殻が残っている状態です。
水、もしくはぬるま湯で、皮を破らないように優しくゆすぎましょう。
指でこすりながらゆすぐと、ツルツル、ピカピカの透明たまごになります。
卵に光を当ててみよう!
英語では、Bouncy EggはNaked Eggとも呼ばれています。
日本語では、スケルトン卵、透明たまごとも呼ばれているようです。
懐中電灯などにおいてみると、卵が光っているように見えて、とてもきれいです。
ボールのように弾ませてみよう!
ぷよぷよ卵、無事にボールのように弾みました!
とても楽しい実験でしたが、我が家ではここから悲劇が・・・
二つの卵が割れて、机と床は卵だらけ、子供たちもショックで泣くという大惨事になりました。
弾む卵で遊ぶ時の注意点
- あまり高いところからは落とさない
- 割れることも想定して、オーブントレイやバットの上で弾ませる
Bouncy Eggが出来る理由
卵の殻は、炭酸カルシウムからできています。
それをお酢(酢酸)に漬けると、炭酸カルシウムが酢酸を吸収します。
そして、炭酸カルシウムは分解される=卵の殻は溶けて、膜だけが残るようです。
化学式は・・・
CaCO3 [炭酸カルシウム] + 2CH3COOH [酢酸]
→ CO2 [二酸化炭素] + H2O [水] + (CH3COO)2Ca [酢酸カルシウム]
- 卵の殻の成分、炭酸カルシウム(CaCO3)
- お酢の成分、酢酸(2CH3COOH)
お家でできる実験を探そう
お家で出来るSTEM・サイエンス実験を探すなら、こちらの本がおすすめです。
- 子供が興味を持つような、楽しそうな写真がたくさん
- 手順だけではなくて、応用編、観察ポイントも教えてくれる
- どうしてそうなるのか(Why)も分かりやすく説明されている
Awesome Science Experiments for Kidsは200ページ以上のボリューム。
全部で218もの実験が掲載されています。
タイトルをYouTubeで検索すると実験方法の動画が出てくることも多いので、そちらも参考にしています。
サイエンス以外に、ロボティックス、フィジックス、エンジニアリングバージョンもあります。
まとめ
今日は、割れずに弾む不思議な透明たまご!Bouncy Egg(スケルトン卵)を作ろう! についてご紹介しました。
卵の殻がなくなった!
光にあてると惑星のようにきれい!
落としても割れずに、ボールのように弾む!
と、子供には楽しい衝撃ばかり。
日本では、夏休みの自由研究としても使えそうです。
実験の準備も手順もとても簡単なので、サイエンス好きのお子さまにおすすめです。