アメリカ、ニューヨークの公立のキンダーガーデンに通う5歳の息子。
日本では、まだ幼稚園生ですが、先日、学校でプログラミングの勉強をして来た!とのこと。
日本でも小学校や中学校でもプログラミング教育の必修化が進んでいるようですが、私が幼稚園生だった頃は、プログラミングという言葉さえ知らなかったので驚きです。
今日は、アメリカのキンダーガーデンで勉強するプログラミングについてご紹介します。
プログラミングとは
プログラミングとは、コンピューターのプログラムを作成すること。問題を解いたり、課題を解決したりするための一連の処理手順を、コンピューターで実行できるようプログラミング言語で記述すること。(コトバンクより)
幼児向けの無料のプログラミングアプリ、Scratch Jr.
長男の学校で使用しているのは、Scratch Jr.(スクラッチジュニア)という低学年の子供向けの無償のアプリケーション。初歩的なプログラミングを学ぶことができます。。

学校から支給されているiPad。キツネのアイコンがScratch Jr.のアプリです。
Scratch Jr.は、初めてプログラミングに触れる小さな子供たち(5歳から8歳くらい)を対象にしたプログラミング言語です。視覚的なプログラミング用のブロックを使用して、キャラクターを動かしたり、ジャンプさせたり、歌わせたりして、オリジナルのストーリーを作ったり、ゲームをつくことができます。
スクラッチジュニアは、タフツ大学、MITメディアラボ、プレイフルインベンションカンパニーにより、共同開発されています。
もう少し大きい子供(8歳以上)を対象とした子供用のプログラミング言語として、スクラッチ(Scratch)というものがあります。
Scratchは、MITメディアラボのライフロングキンダーガーデングループのプロジェクトで、無料で利用することができます。登録ユーザ数は全世界で6000万人以上と言われています。
Scratch Jr.の使い方
使い方はとても簡単。スマホを使っている人なら直感的に操作できるレベルです。
キンダーガーデンでiPadを支給されている長男。学校で、先生の説明を聞いて、何回か触っているうちに使い方をほぼマスターしたようです。
My Projectとして、自分で好きなだけプロジェクトを作成できます。
好きなキャラクターや、背景(バックグラウンド)も好きなものを選択します。

キャラクターは、子供が興味を持ちそうな、動物や乗り物、食べ物などから選択できます。

背景には、山や海、教室の中などがあります。息子は迷わず宇宙のものを選択していました。
あとは、キャラクターごとに、プログラミング用のブロックを使って動きを作ります。

吹き出しのブロックを使ってセリフを付けたり、録音した音声を組み込むこともできます。
動作の始めと終わりの指示ボタンも設定させることで、プログラミングの基本を学ぶことができます。
まとめ
アメリカのキンダーガーデンで学んでくるプログラミングについてご紹介しました。
学校で使用しているScratch Jr.は、視覚的でとても操作が簡単、しかも無料。
同じくMITのメディアラボが提供している無償の子供用のプログラミング言語、Scratchへの導入としても最適です。
大人になってからプログラミングのことを勉強し始めると、難しいというイメージが先行してしまいなかなか前に進めませんが、小さな頃からScratch Jr.のような分かりやすく楽しいツールに触れることで、プログラミングは楽しくて簡単なもの、私もできる!というイメージを持つことができます。
キンダーガーデンからプログラミングを学ぶ機会が与えれれていることからも、アメリカでいかにSTEM・STEAM教育が重要視されているかが分かります。
自分の時代とは大きく異なる教育システム。これから子供たちがどんなことを学校で学んでくるのか楽しみです。
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