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アメリカのSTEM教育!クレイドル航空博物館のSTEMハロウィンイベント

ハロウィンの前日、ロングアイランドのガーデンシティ(Garden City)にあるクレイドル航空博物館(Cradle of Aviation Museum)で催されたSpooky Science & STEM Halloweenというイベントに行ってきました。STEM教育の要素もあるアクティビティがあり、サイエンス好きの子供におすすめの内容でした。もちろんマスクは必須でしたが、コスチュームを来て楽しめたイベントの内容をご紹介します。

STEMとは

  • S:Science
  • T:Technology
  • E:Engineering
  • M:Mathematics

それぞれの頭文字を取った言葉で、21世紀の社会に対応していけるように、科学・技術・工学・数学に主眼を置いた教育方針のことです。アメリカでは、知育玩具のうたい文句や、サマーキャンプやイベントの方針などにも良く使われていて、幼児教育の段階から頻繁に目にします。

近年ではSTEMにArtも追加されたSTEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics)という言葉もあります。Artには、Visual Arts(視覚芸術)、Language Arts(国語)、Music(音楽)などが含まれ、想像力や創造力にも重点を置いた教育方針です。

Cradle of Aviation Museum (クレイドル航空博物館)とは

  • 住所:Charles Lindbergh Blvd, Garden City, NY 11530
  • ホームページhttps://www.cradleofaviation.org/
  • 入場料:大人16ドル、子供(2-12歳)とシニア14ドル、1歳以下は無料(今回のイベントは一律15ドル、博物館のメンバーシップがある場合は10ドルでした)
  • 概要:ニューヨークのロングアイランドのガーデンシティ(Garden City)にある、航空機と宇宙をテーマにした博物館。熱気球や戦闘機、アポロ計画の月面着陸船(Lunar Module)など、75機の航空・宇宙関連の乗り物が展示されています。

入り口の天井には飛行機やハンググライダー、宇宙飛行士も展示されています。

熱気球。ボタンを押すと熱が発生して、上に昇っていきます。

  • おすすめポイント
    • 本物の月面着陸船(Lunar Module)
      本物の月面着陸船はアメリカ広しといえども3箇所でしか見ることができません
      。フロリダのスペースセンター(Kennedy Space Center)、ワシントンD.C.の国立航空宇宙博物館(Smithsonian National Air and Space Museum)とこのニューヨークロングアイランドのクレイドル航空博物館のみです。航空機メーカーのグラマン社(Grumman)の本社がロングアイランドであることから、置かれているようです。ちなみに展示されているのは、Grumman Lunar Module LM-13で、中止となったアポロ18(Apollo 18)ミッション用に作られたものです。

月面着陸船。Grumman Lunar Module LM-13。暗い部屋に展示されています。

      • 本物の月面着陸線シュミレーター:初めて月面を歩いたアポロ11の宇宙飛行士たちも実際に使用していた本物の月面着陸船のシュミレーター(Grumman Lunar Module Simulator)や、地球に戻ってきて海面に着陸する際に使用する司令船であるコマンドモジュール(Rockwell Command Module 002)も見ることができます。

右奥に見える丸いものがシミュレーター。上にあるのは月の模型でボタンを押すと対応している場所が光ります。

      • 消防士博物館と隣接:隣接しているナッソー郡消防士博物館・教育センター(Nassau County Firefighters Museum and Education Center)に行くと、年代物の消防車なども見ることができます(入り口は同じですが、入場料は別になります)。
  • 航空機はもちろん、宇宙、特にアポロ計画、月面着陸が好きな方にはとてもおすすめの博物館です。

イベントのコロナ対策

  • マスク必須:コスチュームのマスクはマスクとして認められない。
  • 入場の際も6 feet(約180cm)の間隔を空けての入場:中に入ってからもグループごとに間隔を空けて待機。
  • 入場の際にはハンドサニタイザー:入り口にハンドサニタイザーが置いてあり、1人1人消毒するように言われました。
  • 2〜3グループずつで5つの催しものを順番に移動:大人数でかたまることがないように誘導されました。
  • 鉛筆やスプーンなど使用するものの使い回しはなし:使用する鉛筆は事前に1人1本配布されました。スプーンや紙皿、テーブルクロスなども使用後はゴミ箱へ。

1グループごとに十分な間隔を空けて入場します。

入場後、早速小さなおもちゃやお菓子の入ったグディバッグ(Goody Bag)がもらえました。

グディバッグの中身は小さな虫眼鏡やタトゥーシールなど。アクティビティの途中にも色々なおもちゃがもらえました。

アクティビティの内容

  • フランケンシュタインの手(Frankenstein Hands:​ゴム手袋に色水を入れた状態凍らせた氷の手と塩、プラスチックフォークが渡されました。氷に塩をかけると、溶けやすくなる性質を利用した実験です。紙コップに入っている塩をかけて、フォークで砕くと、中から小さなおもちゃが出てきます(が・・・氷が大きすぎて時間内には砕けなかったため、ジップロックに入れて持ち帰りました)。気味の悪い大きな手の氷を見れただけでも面白かったです。

透明のゴム手袋の中に凍った氷が入っています。紙コップにはお塩。

塩をかけた後はフォークでひたすら砕く!溶けるとおもちゃが取り出せます。

  • キャンディカタパルト(Candy Catapults):太めの木製スティックとゴム、プラスチックスプーンが渡されました。簡単なパチンコを作ります。スプーンに小さな虫や蜘蛛のおもちゃやキャンディを乗せて、飛ばして、カゴに入れようというゲームです。軽いものは遠くに、重たいものはなかなか遠くには飛びません。長男はこのアクティビティが1番気に入ったようです。

スプーンにおもちゃやお菓子を乗せて、バネの力を利用して遠くに飛ばします。

箱にめがけて飛ばします。次男はパパのヘルプが必要でした。

  • お化け退治(Boo-Be-Gones​):ペーキングソーダと色のついたお酢、プラスチックスプーン、ペーパータオル、小さなジップロックが渡されます。ベーキングソーダとお酢を混ぜると、しゅわしゅわと炭酸ガスが発生します。その化学反応を利用して、お化け退治の爆弾を作って、飾ってあるお化けにぶつけてお化けを退治しようというゲームです。ベーキングソーダとお酢を使った実験はアメリカではとてもポピュラーなようです。息子たちもプレスクールで同じ材料を使って、火山の噴火(Volcano)やジャックオーランタンの顔から泡が吹き出ている実験を行ったようです。

ベーキングソーダをスプーンですくって、キッチンペーパーで包みます。その後、お酢を入れたジップロックバッグで数回ふると化学反応がおきて、袋から液体が飛び出してきます。

白いお化けに向かって投げますが、なかなか当たらず墓石の前に落ちました。

4回目でようやくお化け退治ができました。

  • 未来を予言(Predicting the Future):規則性のあるパターンから次のカードの絵柄を予想しようというゲームです。最後にはFortune Teller Fish(フォーチュンテリングフィッシュ=未来を予言できる魚)をもらいました。この魚は使い捨てオムツと同じ素材、ポリアクリル酸ナトリウム(高吸水性高分子の一種)から出来ているため、手のひらの水の分子を見つけると結合して、魚の形が変わるのです。その性質を利用して、例えば頭の部分だけ曲がったら、あなたはヤキモチ焼き。もし全体がカールするように曲がったら、あなたは情熱家というようなメッセージになっています。

ゴースト、ドラキュラ、ゴースト、ドラキュラ、というパターンから次にくる絵を予想します。

子供たちにパネルをめくらせてくれました。次男も喜んで参加。

この時長男の手はあまり水分がなく、お魚はあまり動きませんでした。

Fortune Teller Fish。

手の平のコンディションと魚の置き方で動き方が変わります。長男はとても気に入って遊んでいました。

  • ケプラーの惑星探索(Kepler Planet Hunt​)懐中電灯を持って、明かりを消した博物館の中を探索、壁などに貼ってある惑星を見つけるゲームです。

奥に見えるドアの向こうが普段見学している博物館の中です。この日は真っ暗。

懐中電灯は各自持参。曲げると光るGlow Light(グロウライト)はもらえました。初めての暗い博物館。大人の私もワクワクしました。

案内人はドラキュラでした。

左側に描いてある9つの惑星が暗い博物館の天井や壁に貼られています。懐中電灯で照らしながら見つけます。

まとめ

これからの社会で重要になっていくSTEMを柱にした博物館でのイベントのご紹介でした。対象が小学校(KindergartenからGrade 5)となっていたので、簡単な実験が多かったですが、ハロウィンに絡めたものになっていて、子供たちの印象にも残った様子。コロナ禍でも工夫をこらせばこんなイベントが実施できることに感動。お散歩以外全く外に出られなかった時期を振り返ると感慨深いものがあります。

そして、この日改めて思ったのは、マスクをしたまま大きな声で説明することの大変さ。博物館の方もそして毎日それを行ってくれている学校の先生たちに改めて感謝の気持ちが生まれてきました。毎日この状況で授業を受けている子供たちも本当に偉い・・・一刻でも早く、マスクをしないで自由に動き回れる日がきますように。

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