アメリカのキンダーガーデンに通っている5歳の息子。
二週間ごとに順番に、特別分野(Special Area)の授業を受けてきます。
その教科別の授業では、専門の先生が授業を担当しています。
- 美術(Art)
- 体育(Physical Education)
- 図書(Library)
- 音楽(Music)
- 発展学習/工学、科学、技術、環境、芸術、数学(EP/ESTEAM)
アメリカが力を入れているSTEM教育の授業もあります。
息子の学校では、STEMよりさらに広範囲の分野を含む発展的な学習プログラムをESTEAMと呼んでいるようです。
ESTEAMの授業では、自然の中を散策(Nature Walk)をしながら、自然界にあるフラクタル(Fractal)の木の枝や、線対称(Symmetry)のものを探したりしたようです。
日本では、息子はまだ小学校1年生前の年齢だと考えると、プログラムに恵まれていると思います。
今日は、特別分野の授業の1つ、美術の授業についてご紹介します。
キンダーガーデンの美術のクラスで描いてきた絵
ロメロ・ブリットのハート(Romero Britto’s Heart)
現代のポップアートを代表するブラジルの画家、ロメロ・ブリッド(Romero Britto)について学んできました。
彼の絵の輪郭は黒色で太く描かれていることが多く、その輪郭の内側や外側はポップでカラフルな模様が描かれています。
中でも象徴的なのは、ロメロブリッドハートと呼ばれているハートの絵。
そのハートの絵から得たインスピレーションに基づいて絵を描いてきたようです。
5歳にして画家の絵、しかもポップアートを学んできたことは良い意味で衝撃でしたが、アメリカではYouTubeなどでも紹介されていて、子供向けのポピュラーな教え方のようです。
子供たちの創造力が発揮でき、仕上がりも可愛く、芸術的に見えるのが理由でしょうか。
YouTubeを見ながら自画像
自画像は、十分な数の鏡がなかったためか、YouTubeで、人の顔の描き方を見ながら描いたようで、アメリカ人のような顔になっていました。
髪型や肌の色は、自分なりに変えたようです。
子供におすすめ、みつばちクレヨン
上の絵を見てわかるかと思いますが、背景の右側部分だけとても色鮮やか。
この部分は、みつばちクレヨンを使って自宅で仕上げた部分です。
山田養蜂場のみつばちクレヨンは、発色もよく、まだ指に力の入りにくい幼児でも滑らかに絵がかけるのでおすすめです。
しかも、蜜蜂が巣を作るための原料のミツロウをはじめ、小さい子供でも安心して使用できる原材料からできています。
雪の絵
色紙に描いた雪の絵
先生の見本を見て描いてきたようです。
木に積もる雪や、雪だるまの影を描いて若干の立体感を表現しています。
まとめ
5歳から始まるアメリカの義務教育。
もちろん地域や学校によって学習範囲やレベルは様々だと思いますが、現在の息子の様子を見ている限り、日本よりも幅広い分野について学べる環境が整っているように思います。
今回は一例として美術の授業で息子が描いてきた絵をご紹介しました。少なくとも私が5歳のときには描いたことがないテーマの絵でした。アメリカならではの様々な刺激を受けながら、どのように成長をしていくのか、これからの授業も楽しみです。