アメリカでは公立の幼稚園(キンダーガーデン)に通う前にプレスクール・プリスクール(Preschool)と呼ばれる幼稚園(Nursery)や保育園(Daycare)に行かせることが多いです。
我が家の息子たちも2歳から4歳の間、プレスクールに通っています。
アメリカのキンダーガーデンは幼稚園とは言われますが、やることは小学校0年生的な位置付け。
机に座ってお勉強のようなことをすることが多いです。
対して、プレスクールはまさに幼稚園。
工作で可愛いものをたくさん作ってきたり、お外でたくさん遊んできます。
そんなプレスクールで親も楽しかったイベントの一つが、子供のお誕生日会。
今日は、アメリカのプレスクールでのお誕生日会についてご紹介します。
プレスクールでのお誕生日会
アメリカでは子供の誕生日は一大イベント。
子供の誕生日には親が学校を休むことも多々あります。
お誕生日の日には、先生も精一杯楽しませようと特別な計らいをしてくれます。
息子が通っていたプレスクールのお誕生日会で先生たちがしてくれたことは・・・
- 手作りのクラウン(王冠)を作ってくれる
- クラスメイト全員で誕生日の歌を歌ってくれる
- ちょっとしたプレゼント(シールやチョーク、鉛筆、絵本など)を用意してくれる
- パパやママを招待してくれる
プレスクールでクラウンを作ってもらったのがよほど嬉しかったようで、6歳の誕生日を迎えた長男は今でも誕生日になると、僕のクラウンは?とクラウンを被りたがります。
プレスクールのお誕生日会に参加しよう
プレスクールのお誕生日会で親がすることは・・・
- クラス終了の30分前に学校にいく
- 子供たちに絵本を読む(場合によっては本を寄付)
- クラスメイト分のカップケーキなどのお菓子を用意する
息子たちのクラスではありませんでしたが、Goodie Bag=グッディバッグ(お菓子やおもちゃの詰め合わせ)を用意する場合もあります。
アメリカでは子供の誕生日は盛大にお祝いをします。
そのため、子供誕生日当日や前後の日に会社にお休みをもらうことは珍しいことではありません。
誕生日だけでなく、プレスクールのクリスマスパーティーでも有給をとって両親が揃って参加することもよくあるので、遠慮は不要かと思います。
子供としては、いつも一人で頑張っている場所に親が来てくれることは非日常であり、とても嬉しいこと。
英語の絵本を読むことに抵抗があれば、先生にお願いをしても良いので、なるべく積極的に参加してあげたいものです。
どんな絵本を読むべきか?
絵本は自分の子供が好きなもの、自分が読みやすいものが一番です。
先生がうまく注意を向けてくれますが、子供たちは基本的に飽きやすいので、絵が分かりやすい、短めの本がおすすめです。
私が参加した時は、レオ・レオニの「Swimmy(スイミー)」という絵本を読みました。
文章も簡潔で読みやすく、色使いの綺麗な絵本。
内容も「みんなで協力する」という非常に分かりやすい内容のものです。
英語に自信のある方は、日本文化を伝えるために日本的な絵本をセレクトしても良いと思いますが、私には園児の英語はハードルが高いので、アメリカの図書館でも見つかるメジャーな絵本を選択しました。
読む本に迷ったら、アメリカの幼児書の定番、エリック・カールの本がおすすめです。
- Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? (くまさん、くまさん、なにみてるの?)
- The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)
読みやすい簡易な英語で挿絵も鮮やか。
子供たちもきっと一度は読んだことがある本なので、興味を示したり、一緒に音読してくれると思います。
持っていくお菓子は?
用意するお菓子は基本なんでもOKですが、アメリカの誕生日の定番はカップケーキ。
配りやすく食べやすく、多くの子供たちが大好きです。
作るのが大変であれば、買ったものでも問題ありません。
ちなみに、手作りカップケーキの場合の持ち運びには、カップケーキホルダーが便利です。
息子はカップケーキはそこまで好きではなかったので、大好物のクッキーを焼いて持っていきました。
他のクラスでは会を重ねるごとに持ち込みのお菓子が豪華になっているという噂を聞きますが、基本的には一品あれば十分です。
アメリカでもナッツなどにアレルギーがある子供は多いので、クラスメイトにアレルギー持ちの園児がいるかどうかは事前に確認しましょう。
まとめ
今日は、アメリカのプレスクールでの誕生日の様子についてご紹介しました。
子供たちのお誕生日会は親にとっても楽しいものです。
長男の3歳のプレスクールのお誕生日会は、夫も半日休暇を取り、当時まだ小さかった次男も連れて行ったので、家族総出でのお祝いとなりました。
今でもその時に先生が撮ってくれた家族写真は大切な思い出の一つです。
園児たちの前で絵本を読んだのも貴重な経験。
機会があれば、皆様もお子様のお誕生日会に参加してみてはいかがでしょうか。