アメリカには、小さな子どもも楽しめるボードゲームがたくさんあります。
頭と指先を使うボードゲームは、脳のトレーニングにもぴったり!
おうち時間が長くなるニューヨークの寒い冬、家族でボードゲームを楽しむのもおすすめです。
今日は、簡単で面白い!子どもが楽しめるアメリカでおすすめのボードゲーム についてご紹介します。
Guess Who(ゲス・フー)
質問をしながら、相手が選んだ人を当てる推測ゲーム。
- プレイヤーの人数: 2人
- 対象年齢: 6歳以上
- 全て(24)のキャラクターの顔が相手に見えるようにセットする
- その中から、相手に当ててもらうキャラクターを1人選ぶ(カードを使う)
- お互いに「Yes」か「No」で答えられる質問を繰り返していく
- 質問の答えから、相手が選んだキャラクターでないと思ったものは、候補から外すために倒していく(隠していく)
- 相手が選んだキャラクターを早く当てた方が勝ち
我が家にあるのはいただいた少し古いバージョンのものなので、キャラクターは一枚の紙に印刷されていて、窓がついていますが、新しいものは、自分でキャラクターをセットすることができるようです。
「そのキャラクターは青い目ですか?」とか「そのキャラクターは茶色い髪の毛ですか?」というような質問を繰り返していき、候補を絞ります。
英語を勉強し始めた子どもにもぴったりのゲームです。
日本語の練習をしてほしいときには、日本語を使って質問をし合うのも良いと思います。
対象年齢は6歳以上ですが、そこまで複雑な質問をする必要はないので、我が家の5歳児も楽しそうに遊んでいます。
Fibber(フィバー)
トランプの「ダウト」のようなゲーム。
- プレイヤーの人数: 2〜4人
- 対象年齢: 7歳以上
- Bigfoot、Ghost、Alien、Witch、Dragonが描かれた丸いシートを真ん中に置き、Bigfootのところにシルバーのカップを置く
- プレイヤーは鼻付きのメガネをかける
- カードを各プレイヤーに同じ枚数ずつ配る
- 一番はじめのプレイヤーは、例えば、「I saw one Bigfoot」と言いながら、「Bigfoot」のカードを1枚出す(他の人には見えないように、カードの絵柄を下にして、丸いシートの真ん中に出す)。ただし、例えばBigfootのカードが手元になかった場合は、別のカードを選んで「I saw one Bigfoot」と言って出したり、Bigfootと別のカードを重ねて「I saw three Bigfoot」と言ってカードを出して良い。
- シルバーのカップを時計回りに動かして、次のプレイヤーは「I saw xx Ghost」と言って、好きな枚数(xx)のカードを出す
- 順番に続けていき、ゲームが終わった時に、一番鼻が短かった人が勝ち(途中で、手持ちのカードがなくなった人は、鼻のカップを全てとって、真ん中に出されたカードを配り直しする)
*他のプレイヤーは、カードを出した相手が嘘をついている(言葉とは別のカードを出している)と思ったら「Fibber」と言う。カードを出したプレイヤーが嘘をついていた場合は、自分のメガネにカップの鼻を1つつけ、真ん中に出されていたカードを全て取る。「Fibber」と言ったプレイヤーが間違っていた場合は、そのプレイヤーが自分のメガネにカップの鼻を1つつけ、真ん中に出されていたカードを全てとる。
*ワイルドカードは、他のカードの代わりとして使うことができる。
*最後にシルバーのカップの鼻を誰かがつけたらゲーム終了。
Fibberとは、「嘘つき」という意味。
嘘をつくとピノキオのように鼻が高くなっていきますが、その姿が可愛くて笑ってしまう、楽しいゲームです。
カップがなくなるまでというのが正式なルールですが、長いなぁ・・・と思ったら、カードがなくなった時に終わりとしても良いと思います。
こちらも7歳以上とはなっていますが、カードは絵札で分かりやすいゲームなので、5歳の息子でも楽しく遊べました。
Mouse Trap(マウス・トラップ)
ネズミを捕まえるためのトラップを作りながら進む、すごろくゲーム。
- プレイヤーの人数: 2〜4人
- 対象年齢: 6歳以上
- サイコロを転がし、止まった場所の指示に従って、Mouse Trap(ネズミを捕まえるための罠)を組み立てたり、コマ(ネズミ)を進めていく
- マス目によってはチーズのカードももらえる
- 自分がTurn Crankに止まったときに、Cheese Wheelに別のプレイヤーがいたら、仕掛けを動かすことができる
- 仕掛けが上手く動いて、トラップで捕まってしまったプレイヤーはアウトとなり、最後まで残ったプレイヤーが勝ち
*最後はくるくるチーズの周りを回るゾーン(Trun Crank Space)で、チーズのカードを使って他のプレイヤーをおびき寄せることもできる
ボールがコロコロ転がる様子はピタゴラスイッチのようで、息子たちは組み立てるのも大好きです。
少し長くなる時があるので、5歳の次男は飽きてしまうときもありますが、トラップが動く様子はいつも楽しそうに見ています。
チーズを使って、他のネズミをチーズウィールにおびき寄せることもできます。
頭と手を使いながら、楽しく遊べるゲームです。
Magic Labyrinth(マジック・ラビリンス)
アイテムをゲットするために、どこが進めるか分からない迷路の中を進んでいくすごろくゲーム。
- プレイヤーの人数: 2〜4人
- 対象年齢: 6歳以上
- 付属の板を差し込んで、ボートの下に迷路を作る
- 迷路の上にボードを置く
- コマ(魔術師)をボードの上におき、コマの下には銀色のボールをつける(マグネットになっている)
- 魔術師が必要なアイテム(チップ)を選び、同じボードの上の同じ絵柄の場所にチップを置く
- サイコロの目の数だけ進ませて、アイテムの場所を目指す(アイテムの場所にたどり着いたら、アイテムをもらえる)
- ただし、ボードの下には、見えないように障害物となる板があり、板があるところを進もうとするとコマの下のボールが落ちてしまう。ボールが落ちたら、振り出し(スタート地点のコーナー)に戻る
- 最初に5つのアイテムを集めた人が勝ち
記憶力を鍛えることができるボードゲーム。
難易度を上げるために、迷路の板の置く場所を変えると、進むのがもっと難しくなります。(説明書に、難易度別の迷路の作り方が載っています。)
子どもたちの記憶力を鍛えるのにも、自分の衰えてきた記憶力を鍛えるのにも、ぴったりのゲームです。
負けず嫌いの5歳児ですが、自分が勝てることが多いこのゲームは特にお気に入りのようです。
Blokus(ブロックス)
テトリスのような感じで、タイルを置いて、自分の陣地を広げていくゲーム。
- プレイヤーの人数: 2〜4人(4人がおすすめ)
- 対象年齢: 5歳以上
- コーナーからスタートして、自分の番になったら、自分の色のブロックを1つずつ置いていく
- 自分のブロックは、自分の他のブロックと辺が重ならないように、角だけが触れるように置いていく
- 最後までブロックを置けた人(もしくは、一番多くのブロックを置けた人)が勝ち
このゲームのみそは、自分のブロックの角が当たるところにしか、次のブロックを置けないというところ。
色々な形のブロックがありますが、大きなブロックや形が複雑なブロックは早めに使っていかないと、あっという間に置けなくなってしまいます。
大人でもなかなか戦略を立てるのが難しく、子ども相手に真剣に戦っても負けてしまうこともあります。
頭を使いますが、ルールは簡単なので、5歳の息子でもすぐに楽しむことができました。
ブロックスには、四角形だけでなく、六角形のトライゴンというタイプもあります。
まとめ
今日は、簡単で面白い!子どもが楽しめるアメリカでおすすめのボードゲーム についてご紹介しました。
どれもルールが単純で分かりやすいゲームですが、普通のすごろくよりは凝った作りになっているので、大人も一緒に楽しめます。
今はテレビゲームやスマホゲームも充実していますが、人と向かい合って、指を動かしながら遊ぶ昔ながらのボードゲームは、また特別な楽しさがあると思います。
ボードゲームが好きな方は、是非チェックしてみてください!