コロナウィルスの流行によって、お家時間も増えて、生活スタイルも変わってきているこの頃。自分の身の回りのものを整理すると、捨てるのにはもったいなけれど、もう自分には必要のないものも出てくるかもしれません。
本日は、アメリカで中古品・不要品を寄付したり、売り買いする方法をご紹介します。
目次
近くの教会・学校に寄付する
アメリカは寄付(Donation)がとても盛んな国です。特に子供用品(おもちゃや洋服、絵本など)は、多くの教会や学校で寄付を受け付けています。特にクリスマスシーズン前などは寄付を募っています。
学校からは寄付の受付に関して、メールやチラシで連絡が入ります。
教会の寄付の受付に関してはホームページやチラシなどに掲載されています。
図書館では本の回収ボックスを設けているところもあります。
現金の寄付まではできないけれど、自分の住んでいる地域に何かを還元したいと考えている方は、中古品・不要品の寄付を検討することをおすすめします。私たちも微力ではありますが、ハロウィンの時にもらった大量にもらったお菓子を学校経由で教会に寄付をしました。
自宅でヤードセール(Yard Sale)・ガレージセール(Garage Sale)を開催する
家族単位、もしくは近所のお友達を誘って合同(Multi-Family)で、前庭(Yard)や車庫(Garage)を使って行うフリーマーケットのことをヤードセール、ガレージセールと呼びます。
現在、ニューヨークでは、コロナウィルスの影響と寒さのせいで、ほとんど見かけませんが、暖かい時期や季節の変わり目には頻繁に開催されています。
本格的にやりたい時は、値札を貼ったり、沢山の品物を並べたりと少し準備が必要になりますが、思い立った時に、要らないものを少し並べて置くだけでも、ふらっと人が立ち寄ってくれることもあります。誰でも気軽にできるのが魅力です。
子供たちもお店屋さんごっこのような感覚で、楽しみながら、物の価値や売買について学ぶことができるので、お手伝いをしてもらうのも良いと思います。
私の経験からヤードセール・ガレージセールのポイントをまとめました。初めて挑戦する方は参考にしてみてください。
【ヤードセールのポイント】
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- 人通りが多い家で開催する:複数の家族で開催する場合は、1番人通りが多い通りに面した家を選んだ方が集客率がよくなります。
- 天気の良い日に行う:基本的なことですが、暖かく天気の良い日の方が人通りも多くなります。ただし、天気の良い3連休の週末などは、遠出してしまう人も多いので少し注意が必要です。
- 貼り紙やフェイスブックの掲示板などでお知らせをする:近所の人、通りすがりの人だけでは集客は限られているので、少し遠方に住んでいる人も呼び込めるように、人通りの多い通りに貼り紙を貼ったり、フェイスブックのコミュニティのページなどでお知らせを出しましょう。スーパーマーケットや美容室などにも掲示板がある場合が多いので、掲載許可をもらって貼り紙をするのも良いでしょう。
- 接客する人数は多めに確保する:全ての商品に値段を予め貼るのは手前もかかりますし、値段を貼っていても、値段を聞かれたり、値段交渉をされることが多々あります。また、ヤードセールでは、見えないところで万引きされてしまう可能性もあります。臨機応変に接客できるように、余裕を持って接客する人を確保しておく方が良いでしょう。
- お釣りとなる1ドル札、5ドル札は多めに用意する:20ドル札、10ドル札、時には100ドル札で買っていく人もいるので、小さな金額のお札をしっかり用意しておきましょう。私がヤードレースを行う際は、予め銀行で、30〜40ドル分くらいを1ドルと5ドルに両替して持つようにしています。
- 洋服の出店が多い場合は、ハンガーラックと姿見鏡(スタンドミラー)を用意する:洋服が多い場合は、見る方も片付ける方もハンガーから洋服を下げている方が便利です。試着はできなくとも、鏡があるだけでも、購入意欲が高まるようです。
FacebookのMarket Place(マーケットプレイス)を利用する
日本で、中古品・不要品を売買する時に便利なのはメルカリ(Mercari)だと聞いています。アメリカでもメルカリをはじめ、eBayやPoshmark、Craigslistなどで様々なサイトやアプリで中古品で売買は可能ですが、私がよく利用しているのはFacebookのMarketplaceです。
断捨離や子供の成長に伴って出てきた不要品を簡単に売買したい!少しでも安価に欲しいものを手に入れたい!という方におすすめです。
Facebookのアカウントを持っていれば誰でも気軽に売り買いができるのが魅力です。ヤードセールを行うにはある程度まとまった出品が必要になりますが、アプリを利用すれば1品からでも売買可能です。出品の仕方もとても簡単です。

マーケットプレイスの画面。赤丸のお店のようなアイコンが目印です。
【FacebookのMarketplaceでの出品の仕方】
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- 売りたいものの写真を撮る(出来れば色々な角度から)。
- 掲載したい写真を選択し、商品名【Title】、価格【Price】、分類【Category】、商品の状態【Condition】を入力。
- 任意で、大きさ【Size】、ブランド【Brand】、色【Color】、概要【Description】に売買条件(どこで引き渡しをするか)などを記載して公開【Publish】する。
- 公開【Publish】後、簡単な審査【Review】がありますが、通常問題がなければ、数時間以内にはマーケットプレイスに出品されます。
- 購入希望者は、Facebookのマーケットプレイスを通して、ダイレクトメッセージを送ってきます。
- 購入条件に見合う人がいれば、引き渡しのスケジュール、金銭の授受方法(現金か、Venmoなどもアプリ経由か)を確認し、購入希望者に伝える。
- 商品の受け渡しが完了したら、Mark as sold(売買済み)とステータスを変更する。
下記はマーケットプレイスのサンプル画面です↓
公開設定にしていれば、出品者の評価を見ることができます。購入者が評価しているので、事前に確認して見ることをおすすめします。
なるべく人との接触は避けたいという方は郵送を選択することも可能(自己負担、自分で手配)です。
商品掲載後すぐに問い合わせが殺到した人気商品は、ソファベッド、ダブルストローラー、子供用の滑り台などです。その他にも使用しなくなったベッドフレームや棚、赤ちゃん用品なども売れました。
マーケットプレイスで購入したものとしては、カシオ(CASIO)のPrivia PXシリーズの電子ピアノ。
長男がピアノを習い始めるにあたり、どうしても鍵盤が重めの電子ピアノが欲しくて、カシオのものを探していました。マーケットプレイスで見つけたのは、Privia PX-160。スタンドとカバーがついて300ドルでした。マンハッタンまで取りに行きましたが、状態もとても良く、息子のピアノの練習に大活躍です。
Facebookで住んでいる地域のBuy/Sellグループサイトを利用する
Facebookには、住んでいる地域限定のBuy/Sell専用のグループが存在することが多いです。
例えば、私は住んでいるエリアの名前に下記のような名称がついたフェイスブックのグループを利用しています。
- Buy, Swap, Sell
- Buy, Sell or Trade
- Virtual Yard Sale
- Yard Sale
- Mama Buy/Sell Marketplace
上記のマーケットプレイスでも住んでいる地域周辺で検索することができますが、地域限定のものであれば、始めから自分の住まいに近い人たちとのやりとりになるので、売買が成立しやすくなります。
通常、管理者がいる承認制のグループですが、住まいなどの簡単な質問に答えればグループメンバーになることができます。
ニューヨーク掲示板の売り・買いサイトを利用する
例えば、info-freshが管理・運営している掲示板には売り買い情報が日本語で掲載されています。
- Info-Fresh: ニューヨーク 観光 生活 不動産 掲示板 https://info-fresh.com/bulletin-board/buy-sell
ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、ハワイ、ボストン、マイアミ、ロサンゼルス、ワシントンD.C.のエリアの情報提供を日本語で行なっているサイトです。売り・買いだけでなく、住まい探しの情報収集も可能です。
ニューヨークの場合、取引場所はニューヨーク市周辺が多いように思いますが、日本語でやりとりを行いたい方に向いています。
まとめ
生活の見直しや、環境の変化、子供たちの成長に伴ってでてくるお家の中の中古品、不要品。捨てる前にできることをご紹介しました。
アメリカ生活で少しでも地域に持てるものを還元したいと考えている方には教会や学校への寄付がおすすめです。
少しお小遣いを稼ぎたいという方はヤードセールを開催したり、アプリや掲示板を利用してみるのも良いでしょう。
コロナの心配がなくなったら、我が家でもまたヤードセールを開催したいと思っています。
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