ニューヨーク州の水道水の水源は、キャッツキル(Catskill)、デラウェア(Delaware)、クロトン(Croton)の3ヶ所です。
そのニューヨーカーの水源の1つであるウエストチェスター(Westchester)にあるクロトンダム(Croton Dam)を見学に行きました。クロトンダム付近はクロトンゴージ公園(Croton Gorge Park)として一般開放されていて誰でも訪れることができます。今日はそのクロトンコージ公園をご紹介します。
自然を感じながら散歩ができるトレイルもあり、冬季は無料で入れるので、ちょっとしたお出かけにおすすめです。
クロトンゴージ公園(Croton Gorge Park)の基本情報
- 場所:35 Yorktown Rd, Croton-on-Hudson, NY 10520
- ホームページ: https://parks.westchestergov.com/croton-gorge-park
- 駐車場(入場)料金:夏季(5月からLabor Dayまで)10ドル(パーキングパスがある場合は5ドル)、Labor Day以降は無料
- 時間:8時から夕暮れまでオープン
おすすめポイント
- 自然の中でお散歩が楽しめる:ダムを見下ろせる高い塀と橋の所まで歩いて登れます。子供でも簡単に登れるなだらかな道と、かなりの急勾配な近道があります。私たちは行きはなだらかな道、帰りは急勾配の坂道を下りました。どちらも徒歩15分程度、3歳と5歳の息子たちも歩けるくらいの距離でした。
- ダムを間近で見られる:流れている水の量はそこまで多くはありませんでしたが、ダムを間近で見られる貴重な経験ができました。子供たちに、ダムとは何か、ニューヨークの水はどこから来ているのか、水の大切さを教える良いきっかけにもなりました。紅葉の季節はとてもきれいそうな場所でした。

橋から見た貯水池。
- 美しい石の建造物と景色を楽しめる:Gorge(ゴージ)とは、山あい、山峡の意味。山と山に囲まれたダムはそれだけでも美しいですが、歴史のある石の建造物がまた圧巻です。クロトンダムは、1842年に完成したアメリカで初めての石造りのダムです。その後、水の需要が増えて行くに伴い、1907年に現在の形のダムが完成したようです。エジプトのピラミッド、中国の万里の長城に続いて、3番目に大きな手斧掛けの石造りの建造物だという情報もあります。
クロトンゴージ公園の様子

クロトンゴージ公園の入り口です。駐車料金が取られる期間はここで支払いをすると思われます。私たちが行ったのは、Labor Day以降の11月だったので、今回は無料で入場できました。

橋と高い塀が見えて来ました。

駐車場は手前と奥にあります。午後には奥の駐車場もいっぱいだったので、早め(10時頃)までに到着を目指すのが良さそうです。

犬のお散歩をしている人も沢山いました。人は思ったより多く、特に中国人系の人たちが沢山いました。

ダムの上の橋まで歩いていけます。

朝10時頃はまだ人もまばらでした。

この日はあまり水は出ていませんでしたが、勢いよく出ていた水の近くでは小さな虹も見えました。

奥の駐車場の近くにはプレイグラウンドもありました。さらにその奥にはトイレがあります。冬季は公衆トイレは閉まっているようで、簡易トイレのみでした。

奥の駐車場に行く途中、左手に緩やかな坂道のトレイルの入り口があります。

とてもなだらかな坂道がジグザグに続いています。

少しずつ登って行きます。

橋の入り口が見えて来ました。

高い塀の上の遊歩道の入り口です。

高い塀の上は遊歩道になっています。

貯水池はとても静かできれいでした。

橋の反対側まで歩けます。

橋の上からの眺め。車も小さく見えます。

橋の上か放流されている所も見下ろせます。

ここの石の塀の上を水が滝のように流れているときもあるようです。

橋の入り口のすぐ横に、急勾配の道があります。近道ですが、かなり急で滑りやすいので小さい子供と登るときにはなだらかな道を使うことをおすすめします。

急勾配の道の入り口。

手を繋ぎながら、息子たちもなんとか下りました。

あっという間に高い塀の下に到着。

このレンガの塀の上が歩道と橋になっています。

石造りの高い塀は圧巻。
まとめ
ニューヨークの水は割ときれいだと言われていますが、その水源の1つであるクロトン(Croton)のクロトンダム、クロトンゴージ公園をご紹介しました。
子供たちも自然の中のお散歩、本物のダムや放水を初めてみて、勉強になったようです。普段自分たちが使っている水がどこから来ているのか、なぜ水を貯えておく必要があるのかなど、水の大切さを教えるきっかけにもなりました。
屋外かつ、そこまで混みあってはいないので(とはいえ、サンクスギビングの週末の午後は駐車場がいっぱいになるくらいの人はいましたが)、コロナ禍の気分転換に訪れるのも良いかもしれません。
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