アメリカの学校では、毎年、学校のある日の数を数えていて、100日目(The 100th Day of School)を盛大にお祝いをするという不思議な風習があります。
アメリカの学校は、9月から始まるので、大体2月頃がその100日目となります。
今日は、100歳の格好をして学校に行く日?!アメリカの学校のThe 100th Day of School とは? についてご紹介します。
The 100th Day of Schoolとは?
- The 100th Day of School(100 Days of School)は、言葉の通り、その年、学校に通い始めてから100日目となる日のこと
- アメリカの学校は9月に始まるので、冬の時期(1月から2月の間くらい)に100日目を迎えることが多い
土日、祝日、冬休み(リセス)などは除き、その年の純粋に学校に通った日を数えます。
長男の学校では、今年はコロナの影響で学校の開始が遅れたり、年末の冬休みが長めだったこともあり、つい先日、100日目のお祝いをしてきました。
学校では、ほぼ毎日、先生と一緒に、ボードなどを使って、今日は学校に通い始めて何日目か、という確認をしているようです。
プレスクールでも、サークルタイム(輪になって座って、先生や友達の話を聞いたりする時間)に、その日の日付、曜日、天気などと一緒に、今日は何日目か、という記録を大きなボードに付けていました。
なぜ The 100th Day of School をお祝いするのか?
- 基本的には、プレスクールからセカンドグレイド=2年生までの子供たちが、100までの数を覚えたり、数えたりできるようになるようにという数字の勉強の一環
The 100th Day of Schoolは、アメリカの多くの学校で採用されています。
100という区切りの良い、大きな数字は、子供たちの印象にも残りやすく、アメリカの子供たちが大好きなイベントの一つ。
100日間も学校に通ってすごい!という達成感を味わう機会でもあり、毎日学校に通うことを楽しみにしてもらうモチベーションにもなっているようです。
The 100th Day of School には何をするの?
The 100th Day of School に関するお絵かきをしたり、簡単な帽子を作ったりするようです。
キンダーガーデンの長男は、小さなパスタを100個、ひたすら表に貼り付けるという作業をしたようです。
工作用ボンドがこの日でなくなりました・・・
もう少し上の学年では、100にちなんで、100歳の格好をして学校に行こう!ということで、おじいちゃんやおばあちゃんの格好をして学校に行くことも多いようです。
アメリカらしく、スプレーで髪の毛を染めたり、ウィッグをつけたり、おばあちゃん風のメイクをしたり、仮装を思いっきり楽しめる日でもあるようです。
Amazon.comでも、The 100th Day of School用の仮装グッズが売り出されています。
まとめ
今日は、100歳の格好をして学校に行く日?!アメリカの学校のThe 100th Day of Schoolとは? についてご紹介しました。
学校により、お祝いをする時期やお祝い方法は異なると思いますが、どうせなら、100までの数字も楽しく覚えよう!という、アメリカらしく面白い取り組みだと思います。
100という一つの大きな区切りとなる数字は、子供たちにとっても印象的で、先生たちの工夫により達成感も味わえるようで、100 Days of Schoolの日は、いつも子供もニコニコの笑顔で帰ってきます。
今年はコロナの影響で、リモート学習のまま100 Days of Schoolを迎えている子供たちもいると思いますが、来年はより多くの子供たちが、学校で100 Days of Schoolをお祝いできますように。