アメリカでは、プレジデントデー(大統領の日)のある2月の第3週は、学校がお休みとなります。
ニューヨークでは、寒い時期ということもあり、この週には、ミュージアムなど施設で、子供向けのイベントが催されることがあります。
ニューヨークのマンハッタンにあるイントレピッド海上航空宇宙博物館(Intrepid Sea, Air & Space Museum)では、”Kids Week”(キッズウィーク)と称して、STEAM (science, technology, engineering, arts & math)をテーマとしたイベントがあったので、足を運んでみました。
このイベントでは、なんと、現役の宇宙飛行士、ジェシカ・ワトキンスさんとニューヨークのロングアイランド出身の元宇宙飛行士のマイケル・マッシミーノさんのお話を聞くことができました!
今日は、憧れの宇宙飛行士に会えた!イントレピッド海上航空宇宙博物館のキッズウィーク についてご紹介します。
イントレピッド海上航空宇宙博物館
イントレピッド海上航空博物館は、マンハッタンのハドソン川の86番桟橋(Pier 86)にある博物館。
伝説の航空母艦(空母)であるイントレピッド自体が博物館になっていて、スペースシャトル・エンデバーや、世界一速い航空機、誘導ミサイル潜水艦が展示されています。
- ホームページ: イントレピッド海上航空宇宙博物館(Intrepid Sea, Air & Space Museum)
- 場所:[Pier 86] W 46th St and 12th Ave, New York, NY 10036-4103
- 入館料:大人 36ドル、子供 26ドル(ニューヨーク市民の場合、大人 18ドル、子供 13ドル。4歳以下は無料)
イントレピッド海上航空博物館のすごいところは、何と言っても、博物館自体が実際にアメリカ海軍で使用されていた航空母艦(空母)であるということ。
ハドソン川沿いに、思わず、なんだろうこれ?とみてしまうくらい巨大な船が見えたら、それがイントレピッドです。
入館料は、マンハッタン価格なので高めです。
チケットを事前購入する場合は、決められた時間に入館するチケット(TIMED TICKETS)になっているようです。
図書館のミュージアムパスプログラムをうまく利用すると、無料で入館することができます。
イントレピッド海上航空宇宙博物館のKids Week
- ホームページ: イントレピッド海上航空宇宙博物館のKids Week
- 子供たちが学びながら、STEAM(Science, Technology, Engineering, Arts & Math)をテーマにしたアクティビティ、ワークショップ、NASAの展示や生の動物ショーやスペシャルゲストの対話式のデモンストレーションを楽しめるイベント
- Kids Weekの開催期間: 2023年2月18日〜25日
冬休み中ということもあり、入り口付近には、前売りチケットを持っている人たちの行列ができていました。
キッズウィークのイベント会場だけでなく、潜水艦を見学するためにも長い列ができているくらい、大盛況でした!
何度かイントレピッドには足を運んでいますが、こんなに混んでいたのは初めてでした。
こちらが会場の入り口。
様々なブースがあり、会場の中央付近がプレゼンテーションエリアになっていました。
Kids Weekのおすすめポイント
- 宇宙飛行士の話を聞くことができる
- 作ったり、体験できるアクティビティがたくさんある
- 宇宙関連のグッズがたくさんもらえる
宇宙飛行士の話を聞くことができる
2023年は、Kids Weekの2日目(土曜日)に、現役の宇宙飛行士に会うことができました。
トークショーをしてくれたのは、ジェシカ・ワトキンスさん。
ジェシカ・ワトキンスさんは、Space XのCrew-4として、2022年にクルードラゴンに乗って宇宙に行ったばかり。
ISS(インターナショナルスペースステーション)に6ヶ月という長期間滞在した、初めての女性の黒人宇宙飛行士です。
ジェシカ・ワトキンスさんは、スライドショーも交えながら、自分の経験したこと、見たことを、美しい瞳をキラキラと輝かせながら、たくさん教えてくれました。
最後には、質問する時間もたっぷりあり、なんと、息子も当ててもらい、質問することができました!
そして、午後には、現役宇宙飛行士のジェシカ・ワトキンスさんと、元宇宙飛行士のマイケル・マッシミーノさんとのトークショーもあったため、マイケル(マイク)・マッシミーノさんも近くにいらっしゃいました。
トークショー後には、一緒に記念写真も撮ることができ、子供たちの記憶に残る感動の一日となりました。
プレゼンテーションエリアでは、他にもスペースシャトルの打ち上げやNASAで働いている科学者やエンジニアの方のお話を聞くことができました。
作ったり、体験できるアクティビティがたくさんある
日によって異なるようですが、子供たちが楽しめるアクティビティがたくさん用意されていました。
まず、息子たちが向かったのは、「Design a Space Capsule」、宇宙に行くカプセルを作ろうというもの。
息子たちは、夢中になってプラスチックカップを装飾して、自分だけの宇宙カプセルを作っていました。
別のブースでは、簡単なパラシュートを作ることができました。
VR(バーチャルリアリティ)を体験できるブースでは、VRゴーグルをつけながら、コントローラを操作して、星の間をトランスポートする体験もできました。
まわりきれなかったところもありますが、他にも、粘土をしたり、宇宙への手紙を書いたりするブースもありました。
宇宙関連のグッズがたくさんもらえる
NASA関連の展示があった土曜日には、NASAで働いている方々が会場にたくさん来ていました。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope)のブースにいた方は、この望遠鏡のリードエンジニアだとか!
それぞれのブースでは、NASAで働いている人たちから直接、お話を聞けただけでなく、シールやピンバッチなどのグッズももらうことができました。
まとめ
今日は、憧れの宇宙飛行士に会えた!イントレピッド海上航空宇宙博物館のキッズウィーク についてご紹介しました。
イントレピッド海上航空宇宙博物館のキッズウィークは、毎年2月に行われているようなので、興味のある方は、ぜひ、来年、チェックしてみてください。