ニューヨークのマンハッタンにある、イントレピッド海上航空宇宙博物館(Intrepid Sea, Air & Space Museum)。
2月のキッズウィークは特におすすめですが、特別なイベントがなくても、楽しみながら学べる施設になっています。
今日は、子どもと楽しむ!イントレピッド海上航空宇宙博物館〜入館料で楽しめるエリア〜 についてご紹介します。
イントレピッド海上航空宇宙博物館
イントレピッド海上航空博物館は、ニューヨークのマンハッタンにある博物館。
伝説の航空母艦(空母)であるイントレピッド自体が博物館になっていて、スペースシャトル エンデバーや、世界一速い旅客機として有名なコンコルド、誘導ミサイル潜水艦 グロウラーなどが展示されています。
- ホームページ: イントレピッド海上航空宇宙博物館(Intrepid Sea, Air & Space Museum)
- 場所:[Pier 86] W 46th St and 12th Ave, New York, NY 10036-4103
- 入館料:大人 36ドル、子供 26ドル(ニューヨーク市民の場合、大人 18ドル、子供 13ドル。4歳以下は無料)
広いので、じっくり見学すると一日かかりますが、主な見どころ(潜水艦とスペースシャトルなど)だけなら、半日あれば見てまわれます。
ウェルカムセンターの2階にはAviator Grill、イントレピッドのサードデッキにはIntrepid Marketplaceという食事エリアがあり、ハンバーガーなどをオーダーすることができます。
ただ、ホットドッグが8〜9ドルくらいするようなので、お弁当などを持参して、食事エリアで食べるのがおすすめです。
イントレピッド海上航空宇宙博物館〜入館料で楽しめるエリア〜
まずは、入館料を払えば楽しめるエリアのご紹介です。
初めての訪問のときや小さい子ども連れのときは、追加料金を払わなくても、十分に楽しめるかと思います。
航空母艦 イントレピッド
- Aircraft Carrier Intrepid
- 航空母艦イントレピッド
- フライトデッキ、ギャラリーデッキ、ハンガーデッキ、サードデッキに分かれている
空母イントレピッド(Intrepid)は、1943年に就航。
第二次世界大戦では、カミカゼ特攻隊の攻撃を五度、魚雷の攻撃を一度受けたものの、沈没することなく帰還し、その後は冷戦とベトナム戦争でも使用されました。
また1960年代には、NASAの回収船としても活躍しました。
エレベーターか階段で最上階の三階(フライトデッキ)まで上がると、迫力あるイントレピッドの”アイランド”(艦橋を含む管制塔のような役割を果たす部分)とたくさんの戦闘機を見ることができます。
”アイランド”の中にも入ることができます。
アイランドの中の様子
フライトデッキの航空機
- フライトデッキの航空機
- アメリカの陸軍・海軍・空軍・海兵隊・宇宙軍やアメリカ以外の国が保有する貴重な航空機が展示されている
- 場所: フライトデッキ
イントレピッドの最上階のフライトデッキには、第二次世界大戦で使用された雷撃機のアベンジャーを始め、貴重な航空機がずらりと並んでいます。
フライトデッキは見晴らしが良く、後方にはマンハッタンの高層ビルも見えるので、航空機に詳しくなくても、思わず写真におさめたくなってしまいます。
フライトデッキにあるスペースシャトルパビリオン
- Space Shuttle Pavilion
- スペースシャトルのエンタープライズが展示されている
- 場所: フライトデッキ
フライトデッキの奥には、スペースシャトルパビリオン(Space Shuttle Pavilion)があり、宇宙関係の展示物があります。
ここには、本物のスペースシャトル「エンタープライズ」が展示されています。
エンタープライズは、スペースシャトルの試作機。
エンジンや熱シールドを搭載していないため、実際に宇宙へは行っていませんが、実物を見ると、その大きさに圧倒されます。
ロシアの宇宙船ソユーズのカプセルもありました。
お土産屋さんにはオリジナルコインなども売っています。
誘導ミサイル潜水艦 グロウラー
- Submarine Growler
- アメリカで一般公開されている唯一の誘導ミサイル潜水艦で、艦内を見学することができる
- 場所: Pier 86(86番桟橋)
- 身長制限あり: 40インチ(102cm)以上〜
チケット売り場とお土産屋さんになっている建物を通りすぎると、すぐに見えてくるのが、大きな潜水艦、グロウラー(Growler)。
繁忙期には行列ができることがあるので、早めに見学することをおすすめします。
グロウラーは、アメリカで一般公開されている、唯一の誘導ミサイル潜水艦。
身長が40インチ(約102センチ)以上あれば、潜水艦内を見学することができます。
全長はなんと317フィート(96.9メートル)。
アメリカンフットボールのフィールドと同じくらいの長さがあるというので驚きです。
それに対して、幅は、わずか27フィート(8.2メートル)。
狭い場所でも潜っていけるように、このような設計になっているようです。
潜水艦の中に入ると、乗組員が生活していたベッドや食堂、制御室や魚雷がある部屋などを見ることができます。
まとめ
今日は、子どもと楽しむ!イントレピッド海上航空宇宙博物館〜入館料で楽しめるエリア〜 についてご紹介しました。
大きな本物の空母の上に行ったり、中に入ったりするだけでも、貴重な経験。
子どもが小さい間は、無料で楽しめるエリアで十分かと思います。
入館料は高めですが、図書館のミュージアムパスやNew York CityPASS、Free Fridayを活用すれば、無料もしくは割引価格で入館できます。
次の記事では、追加料金を払って楽しめるエリアについてご紹介したいと思います。