ランニング雑記

疲れた時の心を折らせない6つのメンタルコントロール

マラソンはフィジカルだけでなくメンタルの強さが問われるスポーツです。

他のスポーツだと試合中タイムアウトをとって戦略を立て直したり、選手交代でベンチで体力回復をはかることができますが、マラソンは始まったが最後、体調が良かろうが悪かろうが走行中になんとか肉体と精神の状態を調整し続けなければならない、常に自分自身と対話するスポーツです。

辛い時にただ「頑張れ!走れ!」と考え、肉体を酷使し続けてもなかなかコンディションは上がってきませんよね。

マラソンに臨む前、または挑戦中にどのようにしてメンタルの状態をコントロールすればいいのでしょうか。

五感を研ぎ澄ましたイメージ体験

マラソン前のコースの下見はとても重要です。

事前にどこの坂がキツいのか、どこが風の抵抗を受けやすいかなどを知っておくことは、いきなり体験するよりも肉体への負担は軽減されるというメリットがあります。

では、メンタルにとってどういったメリットがあるのか?

ランナーは下見したコースを、マラソン前にあたかも自分が体験しているかのようにイメージします。急な坂を走っている時の呼吸、筋肉の疲れ、風を受けて走っている時の肌、蹴っている地面の硬さの感触までも神経を研ぎ澄まし、走行中の五感のイメージするトレーニングを行います。

体にしっかり視覚的体験させ何度も走ったことのあるコースと体に言い聞かせると、運動ニューロンが活動し始め脳と筋肉が自信を感じるようになります。

達成を知る

疲れた時は一度それまでの走行のモニタリングをチェックしましょう。

あくまで今まで走ってきた距離に意識し、「疲れた状態でも、すでにxxキロ走っている!」と達成感を感じ取れればそのポジティブなメンタルから自信が生まれ、自信が肉体の疲れを軽減させます。

モニタリングをチェックせずとも、「マラソン大会に向けてどれだけ練習したか」と日々の練習を思い返したり、ランニングの練習であっても「xxの目標のために自分は決して負けない」と強く思えれば、その気持ちは必ず肉体疲労をサポートしてくれます。

ネガティブをポジティブに受け取る

しんどい時に「しんどい!」、足が痛い時に「足が痛い!」とネガティブをネガティブのまま認識すると、なかなかコンディションを変えることができません。

「マラソンは体にいいことです。ネガティブなことも実は良いことなんです」と、こう思いましょう。例えば「足が痛い!しかし足が強くなっている証拠」、「苦しい!けどこの間も脂肪は燃え続け、体重は減量されている!」などです。

無理矢理で馬鹿げているように聞こえますが、実はトレーニングなどでは非常に効果的なマインドセットです。

“Better than yesterday”という言葉があるように、「今日の努力は、昨日の自分に勝っている」と思うことはとても自信が高まり、トレーニングとしては効果的なのです。

負担を細切れに

ハーフマラソンを走っているとしましょう。11キロ地点で疲れてしまい「あー、まだあと10キロ〜!」と思ってしまいました。

ビジュアルというものは良くも悪くもメンタルに大きな影響を与えてしまい、10という数字、特に二桁というイメージは精神的なダメージ大です。

こういう大きく感じてしまう数字は細切れにして、5キロを2回、もしくは2キロを5回という風に考えましょう。普段10キロを練習しているランナーが疲れた状態で10キロをもう一度は大変なことですが、2キロだと精神的に2、3回は頑張れそうと思います。

そうなればあなたの勝ち。3回終わればあと2回すれば良いだけです。

とにかく頭の中に精神的負担が多いイメージや考え事がインプットされてしまうことを避けなければなりません。

信念を繰り返す

これは私がよくやる方法です。とにかく「自分はできる」「自分はこの勝負に勝つ」と頭の中で何度も何度も自分自身に言い聞かせることです。

何かインスピレーションを受けた文句や有名人の言葉でもなんでも良いと思います。自分の背中をピンっと伸ばし続けてくれる信念を思いながら走ることが、疲れを感じない=心を折れさせない方法です。

この方法はアメリカ人にランニングを教わった時の、ランニングマインドとして教わりました。

過去の勝利を思い出す

先述したものに似ていますが、過去にどれだけ練習したか、どれだけのマラソンを達成したかを思い返すことです。そして「今はしんどいが、結局このマラソンも完走することができ、新たな達成が生まれるんだ」とポジティブになることです。

そうです、結局は完走するのです。疲れは一時的です。きっと数時間後にはシャワーを浴びてベットで爆睡しているのです。

過去の勝利は大きな財産で、新たな挑戦を必ず助けてくれます。

まとめ

メンタルテクニックのまとめです。

  • 五感を研ぎ澄ましたイメージ体験
  • 達成を知る
  • ネガティブをポジティブに受け取る
  • 負担を細切れに
  • 信念を繰り返す
  • 過去の勝利を思い出す

マラソンはメンタルが占める部分が大きくて、いかにネガティブをネガティブに受け取らず、ポジティブでいられるかが達成のカギとなります。

うまく感情をコントロールしてマラソンを楽しみましょう!

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