健康的にランニングを続けていくためには
食事、睡眠、体のケアなど色々なことに気をつけなければなりません。
やはり心身共に健康であることで、気持ちのいいランニングを続けられますからね。
今回は食事について触れてみたいと思います。
ちょっとした食事改善から健康やランニングのパフォーマンスに
大きないい変化をもたらすことがあります。
より健康にランニングを続けていくための
4つの気軽な食事改善の方法をご紹介です。
コルチゾールとは?ストレスの密接な関係にあるホルモン
長距離を走ったり、強度の高い運動をすると体は疲れますよね。
この疲れは少なくとも体にとってストレスとなります。
コルチゾールという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
俗に「ストレスホルモン」と言われるもので
運動だけでなく日々の生活で不安、悩み、ストレスを感じると
体内にコルチゾールが分泌されます。
コルチゾールはストレスと密接な関係があるホルモンなので
ストレスを測るための生理学的な評価方法の一つとなっています。
ストレスを感じると消化器官の働きが悪くなり、
どんなに栄養のある食事をしても意味がなくなってしまいます。
コルチゾール分泌を避けるための4つの食事改善が以下となります。
1:飲酒の後の就寝前にプロテインを摂取する
糖尿病治療でインスリン療法というのを聞いたことがあるかもしれません。
正常なインスリンは食事によって血糖値が上がるとすぐさま臓器細胞にブドウ糖を取り込ませます。
臓器は血糖をエネルギーとして利用したり蓄えたり、またタンパク質の合成や細胞の増殖を促します。
つまり血糖値を下げようとするのですね。
このインスリンの働きが悪くなると血糖値が上がり糖尿病になるのですが、
血糖値の上昇している状態はストレスを受けている状態でもあり、コルチゾールの大量分泌となります。
夜お酒を飲んで寝るのはストレスを感じている状態で、寝つきもよくありません。
睡眠は健康はもちろん、ランニングパフォーマンス向上にもとても重要です。
睡眠の質をよくするために、お酒の後の就寝前には少量のプロテインを摂取し、
インスリンの分泌を助けてあげましょう。
2:脂肪の多い魚を週二回食べる
サケやマスといった脂肪の多い魚は特にプロテインやオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいます。
このオメガ3脂肪酸の効果には、抗炎症作用、運動能力の向上があり
ランナーにとっては非常に嬉しい栄養素となっているため、
脂肪の多い魚は健康だけでなくランニングパフォーマンスのためにもぜひ摂取したい食べ物です。
ちなみに胎児や新生児の脳の発育に影響が強く、また高血圧の改善、心臓機能の回復といった
効果も期待されているので、老若男女に望ましい栄養であると言えます。
3:いつもと違うミルクの選んでみる
あるある話程度ですが、
アメリカにはSkim Milk、Low-Fat Milk、Whole Milkなど様々なミルクの種類があります。
ブランドにもよりますが、脂肪分が少ないというイメージが強いから
糖分も少ないだろうと思いがちです。
しかし実はWhole Milkが一番糖分が少ないのです。(本当にわずかの差ですが!)
加えてSkim Milk、Low-Fat Milkの方が加工もされています。
大きく食生活を変えずに糖分を控え、ストレスを減らすためにはミルクからも改善ができます。
*アーモンドミルクやソイミルクはもっと糖分控えめです。
4:ハーブを普段の料理に加える
ハーブは健康促進をさせる強い効果を持っています。
現代の生活の中でハーブはよく知られていますが、
その歴史を古くハーブの効果の発見は人類の起源にまで遡ると言われています。
新鮮なハーブは免疫力を高めたり、新陳代謝を改善したり、
体内の消化器官をサポートしてくれます。
週に数回、普段の料理にハーブを入れてみて、
より健康で体にストレスのない食事を作ってみるのも、ランニングのための体づくりになります。
最後に
あまり健康のことを気にかけすぎて、食事自体がストレスになると本末転倒。
できる範囲の簡単なところから食習慣を変え、食事の改善をすれば
楽しく健康になれると思います。
とにかく気持ちと体の負担にならないよう、しっかりと栄養バランスがいい食事を取るのが
健康を維持しランニングを続けるために必要なことですね。