コロナウイルスの影響で全米の至る所でマラソンイベントが行われていない昨今、
早く今まで通りレースが開催されることを祈るばかりです。
さて、今回は少しだけ英語のお話です。
マラソン用語はほとんどが英語なので、米国でもそのまま通じると思いがちですが、
微妙に日本で使われている言葉と違っている場合があります。
今日は、微妙に違う?アメリカのマラソンレースで使われる英語 についてご紹介します。
距離の単位が違う
言葉ではありませんが、まず知っておきたい、最も大きな違いは距離の「単位」でしょう。
米国ではKmではなくMileで距離は表示されます。
マラソンに関してはKmを使うことはありますが、
ほぼ5Km、もしくは10Kmの短距離レースだけです。
米国以外Mileの感覚はないので、米国で走る場合その感覚を持っておけば
気持ちのコントロールがしっかりできます。
まず 1Km=1.6Mile です。
”残り1Mile”という表示を見た時「あと1Kmだ」という感覚でラストスパースをかけると
「全くゴールが見えないんですけど。。。」というのは日本人ランナーのあるあるです。
簡単な早見表は以下の通り。選んだ距離は米国でもよく開催されるレースです。
キロメートル(Km) | マイル(Mile) |
5 Km | 3.1 Mile |
6.4 Km | 4 Mile |
10 Km | 6.2 Mile |
16 Km | 10 Mile |
21.0975 Km (ハーフマラソン) |
13.1 Mile (Half Marathon) |
42.195 KM (フルマラソン) |
26.2 Mile (Marathon) |
ちなみにフルマラソンといいますが、基本”Marathon”といえばフルマラソンを意味します。
勘違いしやすい英語のマラソン用語
Bib
Race Numberともいいますが、ゼッケンはBib(ビブ)と呼ばれるのが一般的
部活などでチーム試合する時に背番号のついたベストをビブスといいますが、それと同じです。
Finish Line
ゴール地点はFinish Lineといいます。(いい慣れているので思わずゴールって言っちゃいますね。)
ゴールもFinishといいます。完走者はFinisherです。
Wave/Corral
コロナ禍となりどんなレースもグループ分けされてスタートを切るようになりましたが、
そのグループをWave(ウェイブ)もしくはCorral(コーラル)と呼びます。
日本でもWaveという言葉は馴染みがありますね。米国でもしっかり通じます。
しかしどちらかというとCorralの方が使われる気がします。「囲い」という正当な意味です。
Waveは文字通り「波」という意味で、グループが次々押し寄せるイメージとして使われている言葉だと思います。
Drop Out
知っておくだけで使いたくない言葉です。「棄権」。
Water Station/Aid Station
Water Supplyということもありますが、Water Station、Aid Stationが一般的です。
Aid Stationは給水に加えて、メディカルテントを備えている地点をイメージします。
PR (Personal Record)
自己ベストという言葉でPB(Personal Best)という言葉もありますが、
よく聞くのはPR(Personal Record)という自己記録という表現。もちろんPBは間違っていません。
自己新記録は”New PR”といいます。
In-Person / Live
最近よく見かける言葉ですね、Virtual(バーチャル)の対義語で
実際の「現地でのレース」を意味するInーPerson(インパーソン)、もしくはLive(ライブ)です。
参加登録したけどバーチャルだったということがないように
この言葉が案内にあるかどうか確かめる必要があります。
まとめ
今日は、微妙に違う?アメリカのマラソンレースで使われる英語 についてご紹介しました。
ここでは、特によく目にしたり、口にしたりする言葉を選んでみました。
微妙な違いの言葉が多いですが、中には全く違う言葉もあります。
これらの言葉はレース会場で配られるパンフレットや案内板などにもよく書かれているので
アメリカでマラソン大会に参加するときには知っておくと便利だと思います。