雨の日が続きどうしても外を走れない時は、ジムのトレッドミルでトレーニングをします。
が、外ランとトレッドミルでは体にかかる負荷の違いがあり、外を走るほどの効果が得られないのではと思うのですが。。。
実際にトレッドミルは室内を走るので風の抵抗はない環境で、また外のように凸凹のないベルトの上を走ります。
どうすればトレッドミルでのランと外でのランの違いを無くせるのでしょうか?
風の抵抗の違いはどう克服する?
実際にトレッドミルでのランと、外でのランを検証した結果が残されています。
まず前提として、外ランはトレッドミルランよりもエネルギーの消費量は高いと実証されており、走るスピードが速ければ速いほどその消費は高くなります。例えば外で1マイル6分(約1キロ3分45秒)ほどの速さで走ると、風の抵抗のためエネルギー消費は5%アップされるようです。
「トレッドミルでそういった環境は作れるのか?」ということなのですが、(一般的な晴れた風の弱い気候を想定した場合)1マイル8分(約1キロ5分)よりも遅いスピードでトレッドミルで走るのであれば、傾斜を1%だけ上げることで外の環境と似たシチュエーションを作り出せるらしいです。つまりゆっくりのスピードであればほとんど風の抵抗は気にしなくてもう良いということです。
それよりも速いスピードでトレッドミルで走る場合は、2%以上の傾斜をつける必要があるのですが、基本的には傾斜をつけることで風の抵抗に似た負荷を作り出せるということになります。
地形の違いをカバーするには
トレッドミルと違い外の地形は全てフラットではなく、一歩一歩走るごとに足の筋肉は負荷を感じます。
さすがにベルトをボコボコにすることはできないのですが、走るストライドを変えたりインターバルを入れることで足の筋肉にかかる負荷を調整し、できる限り外で感じる地形に似せるトレーニング方法があります。
最新のNordicTrackのモデルでは、-3%から+15%の傾斜をワンタッチでコントロールできます。ランナーの要望に合わせて、スピードや傾斜を自動調整する、iFit Coachという機能も付いています。
ProFormのものは、iFit Coatch機能とGoogle Maps機能により、Google Mapsで検索した地図に応じて、勾配を計算しコースをプログラム化することも可能なようです。
最後に
アメリカの家には地下があり、ただ物置という空間ではなくいざという時にはそこで住めるくらい快適に設計している家庭も多くあります。スペースが多い分地下にトレッドミルを置く人も珍しくなく、またトレッドミル自体も手頃な価格で購入できます。
場所によっては雪が多い地域もあり夏も短いので、家庭の中でも体を鍛えるようにしているんでしょうね。
IoT技術で今後もっとトレッドミルの性能も上がり、外で走るのと全く違いがない時代も来るんだろうなと思います。