Amazon Goが2018年の1月にオープンしてから一年が経とうとしています。
Amazon Goの公式サイトによると2018年12月時点で
シアトルに4店舗、シカゴに3店舗(2019年に4店舗目を予定)、
サンフランシスコに2店舗開店しています。
そして新たにニューヨークにもオープン予定という情報が発表されました。
近未来型のコンビニ、Amazon Goとは一体どういったお店なのでしょうか。
Amazon Goの特徴と仕組み
Amazon Goの特徴と言えば何と言ってもキャッシャーがいないこと。
お店に入って品物を手に取りそのまま出て行っていいのです。
なんか堂々と万引きしているみたいな変な感じがしますが、
もちろんお金は支払われています。
買い物の仕方は、
- 入店前にAmazon Go専用アプリを起動させ、バーコードを表示
- お店入り口にあるゲートにバーコードをかざす
- 棚に陳列されている欲しい商品を手に取り、店から出る
といたってシンプル。
イメージとしてはオンラインのAmazonショッピングのページに入り
商品を選ぶという行為を現実世界で行うというものです。
棚から商品を手に取ると、オンライン上の「カートに入れる」という行為となり、
いらない場合棚に戻すと、「カートから削除」という行為になります。
退店するとAmazonアカウントから自動引き落とされ、
オンラインで購入した場合と同様すぐにメール先にレシートが届きます。
そういった買い物を可能にさせたのが人工知能サービスであるAmazon AIです。
AIというのは人間の知能に関連する認知的問題の解決に取り組むコンピューターサイエンスで、
Amazonも言語認識、画像認識、音声認識というAIを研究しており、
自社でAmazon Echoを開発しています。
このAmazon Goにもユーザーの購買行動が認識できるように
店内にカメラ、マイクが設置されており
ユーザーが店内のどこをどのように動いているのかだけでなく、
「ユーザーの手」の動きまで詳細にモニタリングしています。
加えてセンサー技術により商品の数やどのように動かされたかもチェックできます。
ニューヨークでのオープンが予定
今回の計画ではマンハッタンのダウンタウンエリアにある
ブルックフィールド・プレイス(Brookfield Place)という
建物内にオープン予定をしているとのことです。
ブルックフィールド・プレイスはアメリカンエクスプレスやタイムも入っている大きな建物で
ワールドトレードセンターと隣接していて観光客も非常に多いです。
そもそもAmazon Goは混雑するランチタイムをより有効に活用できるようにと
ビジネスマンが多いエリアでオープンされてきましたが、
そのお店自体を見てみようという観光目的の来店も多いそうです。
すでにオープンしているお店にはお酒などが販売されている所もあるそうですが、
ニューヨークのAmazon Goがどう行った商品を扱うかはまだ発表されていません。
AI技術により変わる生活
Amazonは2021年までに店舗数を3,000店まで伸ばすと語ったことがあります。
AI技術がより生活に近いものなってきているなーと感じる昨今ですが、
販売店の形態まで変わってくるとAIのよって無くなる仕事に「キャッシャー」が含まれますね。
Amazonは有名スーパーマーケットであるWhole Foodsを2017年に買収しています。
Whole Foodsも将来キャッシャーレスになるのかどうかわかりませんが、
本当にすごいスピードで生活が変わってきますね。