癒合歯って聞いたことがありますか?
英語では、Tooth Fusion, Fused Toothと呼ばれています。
今日は、二本に見える一本の歯?癒合歯だった息子の前歯が抜けたはなし についてご紹介します。
癒合歯とは
もうすぐ6歳になる息子。初めて下の前歯が抜けました!
正確に言うと、3歳の時にベッドから落ちて、上の前歯が一本抜けてしまったので二本目ですが・・・
息子の下の前歯は、癒合歯(Tooth Fusion, Fused Tooth)でした。
- 二本、もしくはそれ以上の歯が先天的にくっついた(癒合した)状態で生えている歯のこと
- 乳歯の場合、癒合歯の発現率は、1%前後とのこと
表面上は、くっついた歯の間に線があるので、二本の歯のように見えますが、実際は一本の歯です。
他の歯に比べると癒合歯のそれぞれの歯は小さめであることが多いようです。
癒合歯との出会い
私は、息子が生まれるまでは、癒合歯という言葉すら聞いたことがありませんでした。
息子が小さい時、デンタルフロスをしようとした時に、下の前歯の隙間にだけどうしてもフロスが入りませんでした。
変だなーとは思いましたが、かなり密着して隙間がないのだろうと考えていました。
2歳をすぎて初めて歯医者に行った時に、これは二つの歯がくっついているよ、と教えてもらいました。
癒合歯があったらどうするの?
乳歯の癒合歯に対して、特にしなくてはいけないことはないようですが、注意事項は下記の通りです。
- くっついている溝に歯垢がたまりやすいため、虫歯になりやすい
- 歯根が大きく、乳歯が抜けにくい
- 永久歯も癒合歯になったり、永久歯の数が足りなくなる可能性がある
癒合歯になる原因は、はっきりは明らかになっていないようです。
私も奥の方の永久歯が左右合わせて二本生えてきませんでした。
歯医者の先生曰く、その影響かもしれない、息子も歯が先天的欠如となる可能性もあるとのことでした。
実際に大人の歯が生えてみないと、欠如があるか、また癒合歯があるかは分からないようですが、永久歯での癒合歯の発生率はかなり低いようです。
ただ、かなりの確率で、歯科矯正は必要になる可能性がある・・・とのことでした。
息子の癒合歯が抜けた!
下の前歯が癒合歯だった息子。
2月の歯科検診で下の前歯の奥に永久歯が生えていることを教えてもらいました。
その日から少しずつ歯がグラグラし始めたので、なるべく毎日、息子と一緒に歯をグラグラしていました。
そして、3月半ば、私が強くグラグラしていたら、ポキっと折れるように抜けました。
- 癒合歯の片側だけが、折れるように抜けた
- 歯根がほとんどなく、中は少し空洞になっていた
出血はありませんでしたが、突然のことで息子はびっくりしたようで、少し泣いてしまいました。
歯医者の先生には、癒合歯の場合、歯根が大きく抜けにくい可能性があるから、なかなか抜けなかったら病院においでと言われていましたが、あっけなく抜けました。
しかし、抜けるというよりも、歯が折れたような手の感覚だったので、少し心配になって、翌日小児歯科に行ってきました。
先生は、歯茎の状況や抜けた歯をみて、歯根は残っていなそうだから、大丈夫だと思うよといいつつ、念のためレントゲン写真をとってくれました。
結果、無事に歯茎に乳歯の根は残っておらず、ちゃんと抜けていました。
一安心!!
心配しすぎだったようで、先生にも、ママ、大丈夫よ〜とちょっと励まされる感じでした。
レントゲンを撮ったので、あと三本、新しく生えて来ようとしている永久歯が控えていることがわかりました。
乳歯は、永久歯と上手に入れ替わるために、抜ける前には、歯根吸収といって、歯根の部分が溶けていくようです。
また、乳歯の中の神経だった組織は吸収されたり、肉に変わって歯茎にくっついたりして、抜ける頃には空洞になっていることもあるそうです。
だから、乳歯は抜けやすくなるんですね。
息子の抜けた乳歯も、根っこはほとんどなく、中も少し空洞化していました。
残った方の癒合歯はまだ全くぐらついていませんが、無事に抜けることを願いたいと思います。
まとめ
今日は、二本に見える一本の歯?癒合歯だった息子の前歯が抜けたはなし についてご紹介しました。
二本一緒に抜けるものだと思っていたら、小さい方、片方だけが抜けたので驚いてしまいましたが、なにはともあれ、無事に抜けてよかったです。
グラグラしている歯がないので、なんだか気持ちもスッキリです。
少し泣いてしまった息子ですが、翌日には、無事にトゥースフェアリーがきてくれて、とても満足げでした。
次のブログでは、トゥースフェアリーについてご紹介したいと思います。