アメリカで走る

 

/更新日:2021.01.6

早起きは1.02ドルの徳

先日会社に行くため駅まで歩いていると、前からランニングをしている50歳代の男性がやってきました。

私を見て「お前も走っているのか?」と突然質問。

いつも動きやすい格好で通勤して会社で服を着替えるんですが、その日も運動できるような軽装だったのでそう聞かれたのでしょう。

「うん、走るよ。」という会話から10−15分くらいの立ち話が始まりました。

「俺は○○に住んでいる」「今は怪我してしまったけど、昔はフルマラソンを3時間ちょっとで走っていた」「毎日マンハッタンまで走って通勤していた」など話してきて、私もまたの自身のランニングストーリーの話をしました。

話は盛り上がり、最後に今度一緒に走ろうということで電話番号を交換したのが先週の月曜日の話。

まあ話だけして結局何もなかったというのはよくあるので、せっかくの機会だし改めて時間設定してみようとこちらから連絡しました。

すると「よし走ろうか、金曜日の朝はどうだ?」と返信がありました。いつも朝に走っているとのことで、自分は朝走る習慣はないけど「まあ通勤前に走ってみようかな」とその日に一緒に走る約束をしました。

何キロ走るつもりなのか全くわからなかったんですが、とりあえず当日の朝に約束の場所に到着。ショートランとは聞いてたけど、とりあえずコースはお任せしたのですが、設定してくれたのが8キロ。

「ボクサーの早朝ロードワークやん」と思いつつランニングを開始。

家の近所はよく走っているけど自分の知らないコースだったので非常に新鮮でした。いつもは一人で黙々と走るんですが、その日は色々とおしゃべりをしながら走り、それはそれでいいトレーニングでした。

飲み物を持ってきてなかったけど、「よかったら飲むか?」と持っていた水をシェアしてくれたり、非常に優しい方でした。

走っている途中に距離や時間のことを考えすぎるとあまり楽しくないのですが、人と話ながらだとあまり疲れを感じず、「気がつけばこんなに走っていたのか」と、長い距離でもあっという間に終わってしまいます。

お互い清々しくランニングが終わり、また一緒に走ろうと約束して帰ってきました。

アメリカでは全く知らない人と路上で突然会話が始まることがよくあります。そして相手が初めての人であっても結構プライベートなところまで突っ込んだ会話まで発展します。

アメリカでの生活やコミュニケーションが上手な人は、どんなに小さくてもグループやコミュニティに入るのが上手な人。なかなか簡単なことではないですが、自分もマラソンイベンとはもちろん地元イベントや子供の学校行事にはいっぱい参加するようにしています。

昔「早起きは三文の徳って、三文程度だったらもっと寝させてくれ」と思っていましたが、やはり早起きはいいもんですね。いいランニング仲間が見つかりました!

*ちなみに三文=約114円=$1.02くらい。

 

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