先日パスポート更新のため、数ヶ月ぶりにマンハッタンに行ってきました。
新型コロナウイルス蔓延のため3月13日に国家非常事態宣言を発令したアメリカ。
当時ニューヨーク州は世界的にもウイルス感染のホットスポットとして多くの感染者、死亡者を出していました。
あの日からすでに7ヶ月以上経ちました。
今、マンハッタンはどうなっているのか。
私がマンハッタンに行って感じ取った感想を綴ります。
マンハッタンの行動範囲
マンハッタンに行ったといってもこんなご時世私もあまり広範囲な行動をとりたくないので、できるだけ不必要な行動は控えました。
- ロングアイランドからLong Island Rail Road(LIRR)に乗ってペンシルバニア駅へ
- 地下鉄に乗るのは避けてペンシルバニア駅から日本領事館のあるバークアベニュー/49thストリートまで徒歩(片道約30分)
パスポート更新手続き以外はどこにも立ち寄らなかったので、電車含めたマンハッタン滞在時間は約3時間でした。
電車内の様子
平日の9時半の電車に乗ってマンハッタンへ向かいました。
普段だと9時までの電車がピークタイム(通勤混雑時間)となり、乗客も多い時間となります。
9時半の電車でもそこそこ乗客は多いのですが、今の時期の車内は本当に人が少なくマスク着用しなければ乗車できません。
いつもマンハッタンに着く頃にはほぼ席は埋まっているのですが、その日は一車両に10名弱程度。
一車両約100席以上備えていることを考えると全くといっていいほど乗客がいません。
正直乗っていいのか不安になりました。。。
街の様子
ペンシルバニア駅から日本領事館まで歩きました。
4月、5月では全く人も歩いておらず、店も閉まっており、もちろん車も走っていない状態と聞いていました。
それと比べると人の流れは少し戻ってきているのかなと感じました。ただ3月以前の様子と比べると全く少ないです。
観光客はおらず、在宅勤務している方もまだまだ多そうです。
私がマンハッタンにいたのは10時半から12時半までの2時間くらいで、車も多い時間帯です。
ペンシルバニア駅はミッドタウンにあり周辺にはエンパイアステイトビルやマディソンスクエアガーデンもある中心街で、常に車の渋滞が発生しているエリアなのですが、道もガラガラ。。。
ニューヨーク名物のイエローキャブが走っている様子もあまり目にすることがなく、逆にキャブ乗り場には待機中のイエローキャブが列を連ねていました。働いている人、観光客も少なくなって誰も乗らなくなった状況が垣間見れ、とても悲しくなりました。
ペンシルバニア駅構内
ペンシルバニア駅とはマディソンスクエアガーデンの地下にある駅で、長距離電車のアムトラック(Amtrak)、通勤電車で活用されるLong Island Rail Road(LIRR)やNJ Transit、そして6つの線(A、C、E、1、2、3)の地下鉄が走っている規模の大きな駅です。日中は通勤客や観光客でごった返している駅で、人の行き来も多いので軽食が取れるレストランも多く構えています。(通勤客だけでも一日の乗客は60万人以上と言われています。)
そんな大規模な駅がガラガラ。。。
私の駅にいた時間帯はお昼だったのですが、四六時中混雑しているShake ShackやStarbucksなどにほとんど人がいません。
店じまいをした店舗も多く、また人が減ってしまったこの機に駅構内の改装も行っているため、閑散とした雰囲気をより一層強く感じました。
まとめ
国家非常事態宣言が発令して7ヶ月以上たった今でも、ニューヨーク州全体で1日あたり1,000〜2,000人程度の新しい感染者が出ています。
だんだんマンハッタンにも外出している人は増えてきましたが、新型コロナウイルス 以前の様子と比べるとまだまだ人出は少ないです。
州で一時期1日1万人の感染者が出ていました。
今は落ち着いたとはいってもまだまだ在宅勤務している方も多いようで、またリモートで働くことが可能とわかったことで家賃の高いニューヨーク市から出て行ってしまった人もいる、そういった背景がまだまだニューヨーク市に活気が戻ってきていない要因であると思います。
テレビなどでマスクをせずに外出している様子を報道している時もありますが、今回気づいたのは建物内だけでなく外を歩いている時でもほぼ全員がマスクをしているといことです。
自粛期間中に様々な抗議運動が起こり人が集まっている様子も見ますが、基本的にはニューヨーク州の人は感染予防の意識はきちんと持っていると個人的には思っています。
今回電車に乗ってマンハッタンに行ってきましたが、帰宅まで全くマスクを外すことはなく外出も大変でした。(苦しかったー。。。)
以前のような日常には完全に戻らないかもしれませんが、少しでも早く気持ちが安らぐ日々を送れたらと思います。