日本の絵本にはよく『自分で読むなら○さいから』というような表記があります。
絵本ナビなどでも年齢別のおすすめ絵本などを簡単に検索することができて便利です。
それらの情報がなかったとしても日本語の本であれば、だいたいこれくらいの本なら今の年齢にちょうど良いかな、ということが感覚でわかるかと思います。
しかし、英語の絵本選びはなかなか難しい!
読み聞かせだけしている時は、自分で片っ端から子供が好きそうなテーマのものを選んでいました。
今は、キンダーガーデンの息子が自分で読める本を探すために、図書館の『Beginning Reader』コーナーをのぞいています。
もしくは、学校で受けたMAPテストの結果に表示されているLexile指数を参考に本探しをしています。
今日は、Lexile指数とは?子供のリーディングレベルにあった英語の本を探そう についてご紹介します。
Lexile指数とは
- アメリカの学校で広く使われているリーディングレベルを表す指数
- Lexileのリーディングレベルは、本の文章の難解度と生徒の読解力を表すのに利用されている
- 生徒のLexile指数は、SRI(Scholastic Reading Inventory)テスト、MAP(Measures of Academic Progress)テストなどで測定される
Lexileフレームワークは、教育的なアセスメントやリサーチを行うMetaMetrics社により開発されたメソッドです。
180カ国以上で採用されていて、全米では毎年3500万人を超える生徒がLexile指数を判定するためのアセスメントを受けているようです。
Lexile指数を利用するメリット
Lexileフレームワークでは年齢や学年ではなく、実際のアセスメント(評価テスト)に基づきレベル分けをしているのが特徴です。
- 自分の子供の読解力がどれくらいのものなのか、客観的に把握できる
- 自分の子供の読解力にあった本を選ぶことができる
- 実際のレベルよりも簡単なもの、難しいものも選びやすい
Lexile指数の見方
Lexile指数は、例えば550L=550 level Lexile Readerと表されます。
- 数字が高くなれば高くなるほど、難易度が高い
- 10L以下は、BR(Beginning Reader)レベル
- レベルは10Lから2200Lまで
- 数字が高くなれば高くなるほど、読解力が高い
- 5L以下は、BR(Beginning Reader)レベル
- レベルは5Lから2000Lまで
学年別のLexile指数の平均値
各学年の50パーセンタイル(中央値)と90パーセンタイルに位置する生徒たちの平均的なLexile指数の一覧です。
どの学年でも、年度末は年度始めの時期よりもレベルが上がっています。
パーセンタイルとは?
- 小さいほうから順番に並べ、何パーセント目にあたるかを示す言い方
ー コトバンクより
例えば、受験した生徒のスコアが79パーセンタイルに位置する場合、79%の人が自分より下のスコアにいて、21%の人が自分より上にいるということになります
Lexile指数に基づく本の選び方
LexileのFind A Bookページに行くと、学年やLexile指数などに応じた本を見つけることができます。
1. Lexile Find A Book ページ にアクセスする
2. 検索したいカテゴリーから本を検索する
- Quick Search: タイトル、著者、キーワード、ISBNを入力して検索
- Search by Grade: 学年を選択し、Easy・Just Right・Difficult(難易度)を選択してから検索
- Search by Measure: Lexile指数を入力し検索
- Search by Lexile Range: Lexile指数の範囲を入力
- Search by Interest: 興味がある分野を選択してから検索
Quick Search(簡単検索)の欄に本のタイトルや著者を入力すると、その本のLexile指数を知ることができます。
たまに検索できない本もありますが、今、自分の子供が読んでいる本はどれくらいのLexile指数のものなのか知りたい時に便利です。
アマゾンの商品ページにもLexile指数(Lexile Measure)が表示されている場合があります。
Lexile指数の例
アメリカで人気のあるDr. Seuss(ドクタースース)の絵本。
一言にDr. Seussの本といっても種類がたくさんあります。
本の長さや難易度も結構異なるので、どの本から読もうか迷った時にLexile指数が参考になります。
まとめ
今日は、Lexile指数とは?子供のリーディングレベルにあった英語の本を探そう についてご紹介します。
あくまでの一つの指数ではありますが、子供の英語の読解力に見合った絵本・本を選びたい時に便利です。
Lexile指数がわからない場合でも、タイトルや著者、興味のある分野から絵本を検索することができます。
興味がある方は、ぜひ、Lexileのページをチェックしてみてください!