アメリカを知る

子供たちの学校生活も少しずつノーマルに!コロナ陽性率が全米最低水準になったニューヨークのコロナ事情

ワクチン接種が進むニューヨークでは、ついに新型コロナウィルス陽性率が0.35%まで下がりました。

直近7日間の陽性率は0.42%でマサチューセッツ州と並び、アメリカ50州の中で一番低い数値となっています。

クオモ州知事は、 “New Yorkers are ready to return to normal”とさえ言ってます。

実際に最近はコロナ禍の様々な規制がなくなってきています。

学校も例外ではありません。

ニューヨークでは、先日から子供たちが学校でマスクなしの時間を過ごすことができるようになりました。

息子の学校では、デスクにあった透明のプラスチックシールドも取り払われました。

今日は、コロナ前の生活に少しだけ戻ってきているニューヨークの学校の様子と最新コロナ事情 をご紹介します。

学校の屋外活動ではマスクなし

6月7日、ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事から、学校でのマスク着用義務に関する新しい方針が発表されました。

ワクチンを接種していない子供たちも学校やサマーキャンプ中の屋外活動時、マスク着用は義務ではなくなりました。

ニューヨーク州では子供の感染率が非常に低いことから、CDCとの話し合いの元に下された判断とのこと。

ワクチン未接種の場合、依然としてマスク着用は強く推奨されていますが、屋外でのマスク着用に関しては学区の判断に委ねられています。

この発表を受けて、息子が通う学校では、翌日から屋外活動時にはマスクが不要となりました。

6月7日発表の新しい方針
  • 学区の判断により、学校の屋外活動時、子供たちはマスクなしで過ごすことができる
  • 夏休み期間のサマーキャンプについても同様の扱いとする
  • 屋内では依然としてマスク着用が必要

 

これからの暑い季節、屋外でマスクなしで遊べるようになったことはとても喜ばしいことです。

ワクチンも打っていない小さな子供たちが屋外とはいえ、マスクなしで過ごすことに不安はないのか?と言われると・・・私個人としては、ほとんど不安はありません。

理由は、学校でのコロナの感染がほぼなくなってきているためです。

先生や職員、子供たちの保護者である大人たちのワクチン接種がほぼ完了したと思われる5月頃からは、学校(職員・生徒を含む)での感染率が劇的に下がっています。

昨年年末から今年の年始にかけては、多いときは生徒・学校関係者だけで1日10件近く感染者が出ていた頃と比べると、大幅な改善です。

息子が通う学区におけるコロナ感染者数
  • 2021年4月: 高校 14名、中学 10名、小学校 17名
  • 2021年5月: 高校 1名、中学 1名
  • 2021年6月: 高校 1名

 

学校校内では依然としてマスク生活を頑張っている子供たち。

屋外で過ごす時間だけではありますが、先生やお友達の顔をマスクなしで見られるようになりました。

残すところ今のクラスではわずか数週間の学校生活ですが、目一杯、楽しんでほしいと思います。



デスクシールド撤去

息子が通う学区では、学校における感染率が劇的に下がっている状況を受けて、今年特別に設けられていた、子供の机の周りの透明なデスクシールドも取り外されました。

事前に保護者に対するアンケート等もあり、撤去に反対する声も強かったですが、シールドがあることでの弊害(先生や板書が見にくいなど)もあったようで、先週の金曜日に登校した際には机からシールドがなくなっていたようです。

少しではありますが、コロナ前の当たり前の生活に戻ったようです。

数字で見るニューヨーク州のコロナ状況

新型コロナウィルスの陽性率

ニューヨーク州における直近7日間での新型コロナウィルスの陽性率は、0.42%にまで下がり、ついに米国内50州のうちでもっとも低い値となりました。

ニューヨーク州全体での陽性者は、500名/日 程度まで減ってきています。

このような状況でも、ニューヨーク州から日本への渡航者は3日間の隔離施設での自粛が求められることに、個人的には納得がいきません・・・



コロナワクチン進捗率

ニューヨーク州でのコロナワクチン接種完了者は、約60%。

コロナワクチン接種完了者率を70%にまで引き上げることを目標に、ニューヨーク州では、12歳から17歳のワクチン接種者の中から50名に対して州立大学(SUNY、CUNY)への奨学金を用意するなど、様々な施策を発表しています。



まとめ

今日は、コロナ前の生活に少しだけ戻ってきているニューヨークの学校の様子と最新コロナ事情 をご紹介しました。

コロナ前の生活に戻りたいと誰しも願っているとは思いますが、考え方は人それぞれ。

息子の通う学区では、少しでも新型コロナウィルスの感染リスクを避けたいと思っている保護者から、マスク着用義務を必須とするような嘆願書も出ていました。

一方で、この決定が下される前から、ワクチン接種ができない子供であっても、暑い時期やサマーキャンプ時のマスク着用義務を取り払うような嘆願書もでていました。

アメリカの学校では、PTAに参加している人はもちろん、参加していない保護者に対しても積極的に意見を求めるような会議の場が設けられていたり、アンケートが実施されたりします。

色々な考え方はありますが、子供たちにがより安全に、より楽しく学校生活を送ってほしい・・・そんな願いはきっと同じだと思います。

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