予想されていた通りですが、アメリカ、ニューヨークでもクリスマスホリデー後、コロナウィルスの感染者は増える一方です。
私が住んでいるニューヨーク州のコロナウィルスの感染者数とコロナワクチンの配布状況をお伝えします。
ニューヨーク州の感染者数
Newsdayの情報によると、1月7日現在までに確認されているコロナの陽性件数(今までの合計)は下記の通りです。
- ロングアイランドのサフォーク群(Suffolk):108,255
- ロングアイランドのナッソー群(Nassau):97,746
- ニューヨーク市:460,520
- ニューヨーク州全体:1,075,312
私が住んでいるロングアイランド(サフォーク群とナッソー群)では、1月5日の1日の新規感染者数(陽性が確認された件数)は、3,775件でした。サフォーク群とナッソー郡の人口はあわせて約300万人。東京(人口、約1300万人)でも1日で2500人弱の陽性が出たと言われていますが、それでもなお、アメリカのロングアイランドの方が感染者数が多いという状況です。
2020年3月5日から2021年1月7日までの新規感染者数をみると、今の新規感染者数は2020年春よりも多く、ニューヨーク州全体、ニューヨーク市、ロングアイランドにもコロナの第二波が来ていることがわかります。
- 参照サイト:Tracking the Coronavirus on Long Island(住んでいるエリアのZip Codeを入力すると陽性者数が確認できます)
ニューヨーク州のコロナワクチンの配布状況
ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ(Andrew Cuomo)氏は、コロナワクチンの配布を推進しています。
“The vaccine is the weapon that will win this war and we must move quickly and efficiently to get New Yorkers vaccinated as soon they become eligible,” Governor Cuomo said.
(新型コロナウィルスを予防するための)ワクチンは、このコロナウィルスとの戦争に勝つための武器である。我々はニューヨーク州に住む人たちがワクチン接種可能になり次第、予防接種ができるように速やかに効率的よく動かなくてはならない。)
と述べています。今の状況をコロナとの戦争と例えているのが、アメリカらしいところです。
ワクチンの配布計画
- フェーズ1A:200万人を超えるニューヨーク州の医療従事者が対象。救急医療、葬儀場や介護施設で働く人、コロナ感染者の対応を行なっている人たちが最優先。2021年1月4日から配布開始。
- フェーズ1B:約320万人の最前線で働くエッセンシャルワーカー(警察官、消防士、教職員、交通・運送関係者など)と75歳以上の人が対象。2021年1月11日からフェーズ1Bに移行予定。
- 教育関係者(870,000人)
- 消防士・警察官などを含むファーストレスポンダー(207,000人)
- 公安職員(100,000人)
- 公共交通機関の職員(100,000人)
- 75歳以上の高齢者(1,400,000人)
- フェーズ1C:その他のエッセンシャルワーカー、コロナウィルスの感染リスクの高い疾患がある人、65歳以上の人が対象。
今週末(2021年1月第二週の週末)までには、911,000回分のワクチンが配布される予定とのこと。
- 参照サイト:Guidance for Facilities Receiving COVID-19 Vaccine, Governor Cuomo Announces Expanded Vaccination Network To Accelerate Distribution of COVID-19 Vaccine
私の友人は病院以外で働いている医療従事者ですが、つい先日、1回目のワクチンを接種したそうです(ワクチンの種類により、21日もしくは28日後に2回目を接種します)。接種後は、インフルエンザの予防注射をした時のような倦怠感があったものの、ワクチンの接種自体はとてもスムーズに行われたようです。
コロナワクチンが接種可能か確認する方法
ニューヨーク州の “am I eligible Covid 19 vaccine?” というサイト(https://am-i-eligible.covid19vaccine.health.ny.gov/)では、自分がワクチン接種の対象者であるかが確認できます。
個人情報(住所や名前、性別、生年月日など)を記入したのち、医療機関で働いているか、集合住宅で暮らしているかという質問に答えると、コロナワクチンの接種が可能かどうかが表示されます。
このサイトで情報を入力して置くと、Eメールアドレスもしくは携帯電話のテキストメッセージに、コロナワクチン接種に関するアップデートが届きます。
まとめ
冬のホリデーシーズンが終了し、日本と同様、コロナウィルスの感染者数がますます増えているニューヨークですが、ニューヨーク州知事のクオモ氏のプッシュもあり、ニューヨーカーにもコロナワクチンが届き始めているようです。
一般市民に届くのはまだ先になりそうですが、自分ができる感染対策をし、最新情報をこまめにチェックしていきたいと思います。