日本の水際対策が緩和されたこともあり、今年の夏も無事に日本に一時帰国することができました。
昨年は、アメリカ出国(日本行きの国際線搭乗)72時間前、到着時の日本の空港、日本出国前3日前の計3回もコロナの検査が必要でした。
空港では検査結果を待つだけで数時間かかったり、到着後も14日間の自宅待機が必要だったり・・・とにかく大変でした。
それに比べると、今年はかなり手続きが簡素化されました。
今日は、2022年夏、日本帰国〜水際対策 MySOSとファストトラックとは?〜 についてご紹介します。
滞在国・地域別 最新の水際対策の確認方法
水際対策は、感染状況などにより頻繁に変更するので、日本入国前には最新情報を確認しておきたいものです。
航空会社や旅行会社のウェブサイトでも最新の水際対策を確認することができますが、厚生労働省ホームページ 厚生労働省・入国者健康確認センターのページは、わかりやすいのでおすすめです。
- 厚生労働省ホームページ 厚生労働省・入国者健康確認センター :「滞在国のエリア」・「滞在国」を選択することで、必要な書類や検査が確認可能
- 滞在している国・地域の滞在区分は 日本入国時の検疫措置 でも確認可能
例えば、厚生労働省ホームページ 厚生労働省・入国者健康確認センター で、アメリカのニューヨーク州を選択した場合は、下記のような画面が表示されます。
この画面をさらにスクロールしていくと、現時点で必要な書類やアプリを確認することができます。
アメリカのニューヨーク州を選択した場合・・・
・入国前に必要なこと:MySOSアプリをスマートフォンなどにインストールすること
・必要書類:検査証明書、ワクチン接種証明書
というような情報が表示されます。
日本入国前に必要な手続き(アメリカ・ニューヨーク州の場合)
こちらでは、私がアメリカのニューヨーク州から日本へ帰国した際(2022年6月末時点)に必要だった手続きについてご紹介します。
MySOSとファストトラックを利用することで、基本的に印刷した書類を持参する必要はなく、手続きもスムーズにすすみました。
1. 入国の約2週間前にMySOSアプリをスマホにインストール
2. アプリ上で生年月日やパスポート番号などの基本情報を入力
3. ファストトラックで、3つの情報(①質問票WEB ②誓約書 ③ワクチン接種証明書)についての情報入力
4. 同伴者(12歳未満の子ども)についても同様の情報を入力
▶︎▶︎▶︎ファストトラックの画面が黄色になる
5. PCR検査の陰性結果が出てから、「Covid-19に関する検査証明」をアップロード
▶︎▶︎▶︎フォームをアップロードしてから約2時間後、ファストトラックの画面が青色になる
MySOS
まずは、MySOSアプリをダウンロードし、基本的な情報を入力します。
入国後、待機が不要な地域・国では、ファストトラック以外でこのアプリを使用することはありません。
ファストトラック
次に、MySOSアプリをダウンロードしたスマホで、ファストトラックの登録を行います。
ファストトラックは、入国予定日から2週間以内からの入力が推奨されており、搭乗便到着予定日時の6時間前までにアプリ上での事前申請を完了しておく必要があります。
ファストトラックを使って、以下の4つの情報について入力・アップロードすることで到着後の空港での検疫手続きがスムーズになります。
アメリカ行きの国際線のチェックイン時、JALでは「Covid-19に関する検査証明」の提示が求められましたが(スマホ画面でも良いかと思いますが、私は念のため印刷していた用紙を提示しました)、到着後の空港を含め、それ以外に印刷物が必要な場面はありませんでした。
①質問票WEB
②誓約書
③ワクチン接種証明書
④出国前72時間以内の検査証明書(画像データ、PDF)
12歳以下の子どもは、同伴者として情報を入力することができます。
ワクチン証明書は、3回目の接種が完了している場合のみ、入力可能です。
2回までの接種の場合、情報は入力できませんが、ワクチン証明書のアップロードがなかった子どもたちの分も最終的に青色の画面になりました。
入力するときは、①の質問票WEBから順番に入力していき、最後に陰性証明が手元に届いてから、④の検査証明書をアップロードします。
④まで全て入力と審査が完了すると、晴れてMySOSの画面は青色に変わります。
入国時の検疫では青色になった画面のQRコードが必要になります。
空港では無料Wi-Fiに接続できますが、念のためスクリーンショットをとっておくことをおすすめします。
青色画面のQRコードを見せると、色々と手続きがスムーズです。
私たちが利用した便は国際線への乗り継ぎがあったこともあり、機内から出るのに約30分、検疫前の行列で約30分かかり、空港を出るまでには1時間以上かかりましたが、昨年に比べるとかなり手続きの時間が短縮されました。
まとめ
今日は、2022年夏、日本帰国〜水際対策 MySOSとファストトラックとは?〜 についてご紹介しました。
昨年に比べると入国手続きがかなり簡素化され、わかりやすくなっています。
MySOSとファストトラックを利用することで、昨年は紙での提示だった書類(誓約書、陰性証明書など)がペーパーレスになり、手続きにかかる時間も短縮することができます。
変更の多い水際対策ですが、最新情報を確認して、少しでもスムーズに海外旅行や一時帰国を楽しみたいものです。