今年の夏、日本に一時帰国したいと考えた時に頭を悩ませた問題の一つが日本入国に必要なPCR検査。
ニューヨークには、薬局、Urgent Careなどの救急病院、街角のPCR検査出張所など、無料でPCR検査を受けられる場所がたくさんあります。
しかし、そのような場所でのPCR検査方式は、現在日本入国時には有効でないNasal Swab(鼻腔ぬぐい液)であることが多いです。
日本政府が指定する方式でのPCR検査ができる場所は限られていて、検査費用も高額・・・
しかし、幸いなことに、私たちが加入している保険適用ができるクリニックがありました!
今日は、2021年夏、日本帰国〜ニューヨークで日本入国時に必要なPCR検査を受けてきた〜 をご紹介します。
日本入国時に求められるCovid-19 検査方式と検査証明書
【検査方式】
- 鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)
- 唾液(Saliva)
- 鼻咽頭ぬぐい液と咽頭ぬぐい液の混合(Nasopharyngeal and Oropharyngeal Swabs)
【検査証明書】
- 検査証明書のフォーマット(厚生労働省が指定)
日本入国時は、アメリカではあまり一般的ではない、長い棒を鼻の奥まで入れるNasopharyngeal Swab(鼻咽頭ぬぐい液)、Saliva(唾液)などでの検査が必要となります。
また、検査後は、日本の厚生労働省が指定する書面(もしくは同等の情報が入力されている書面)にドクターのサインなどをもらう必要があります。
情報(特にパスポート番号や検査日時)が誤っていると出国・入国拒否される可能性があるので、注意が必要です。
私が検査を受けた、安心メディカルについて
ニューヨーク近郊で上記のような検査方式に対応している医療機関の一部は、在ニューヨーク総領事館ホームページから確認できます。
私はまず、PCRを実施している最寄りのアージェントケアに行きましたが、検査方式はNasal Swabなので対応できないと言われてしまいました。
続いて、領事館のホームページを参考に、日系のクリニックに何箇所か電話をしましたが、どこもPCR検査一回あたり300〜350ドルとかなり高額・・・
子供も全員受けないといけないので、かなりの出費になってしまいます。
このままでは帰国できないと落ち込みつつも、諦めきれずに電話をしてみたのがマンハッタンにある日系クリニック、安心メディカルでした。
なんと!安心メディカルでは私たちが加入している保険が適用できるとのことだったので、帰国前のPCR検査はこちらで受けることにしました。
結果として、スケジュールにも柔軟に対応していただき、無事に米国出国・日本入国をすることができたので、勝手ながらこちらにてご紹介させていただきます。
- PCR検査に保険が適用できる場合がある
- 受付が日本語なので安心感がある
- 厚生労働省指定のPCR検査・書類に慣れている
PCR検査に保険が適用できる場合がある
あくまでも私たちが加入している保険の場合ですが、安心メディカルではPCR検査がカバーされるとのことでした。
アメリカの保険の種類、プランは様々で、全ての保険で安心メディカルのPCR検査がカバーされる訳ではないので、個別にクリニックに問い合わせが必要です。
他のクリニックにも数件電話で問い合わせをしましたが、中には全く保険適用がないクリニックもありました。
しかし、結果や証明書がすぐに出るということもあり、会社がPCR費用も負担してくれる駐在の方はそのような場所を選ぶことも多いようです。
受付が日本語なので安心感がある
電話で問い合わせをした際も、実際に訪問した際も、日本語で丁寧に対応していただきました。
日程や検査方法、持ち物等に関する質問に対しても、日本語で丁寧に説明いただけたので、とても安心感がありました。
厚生労働省指定のPCR検査・書類に慣れている
受付の方も先生もすでに何度も帰国前のPCR検査の対応をされているようで、予約、検査とも、とてもスムーズでした。
先生は日本人ではありませんが、要所要所、日本語で説明をしてくれたり、とてもフレンドリー。
私が鼻に棒を突っ込むのを見て、大泣きし始めてた4歳の次男にも優しい声をかけながら、対応してくださいました。
ちなみに、6歳の長男もかなり泣きそうにはなっていましたが、なんとか踏ん張り、涙が垂れることはありませんでした。
厚生労働省指定の証明書は、病院側で用意し、必要情報を入力した状態のものを渡してくださったので、印刷したものを持参する手間も省けました。
証明書を受け取る際は、記入済みの情報に誤りがないかも再度確認する時間もとってくれていたので、しっかりダブルチェックもできました。
おかげさまで、米国出国の際も、日本入国の際も陰性証明書に関しては全く問題なく、スムーズに手続きが終了しました。
その場でテスト結果が出るわけではないので、結果が出るまでの数日はとてもドキドキします。
また、検査結果の原本が手元に欲しい場合は、再度クリニックに出向く必要があるため、急ぎの場合、すぐに結果が欲しい場合は即日検査結果が出る医療機関を探した方が良いかと思います。
ちなみに、この陰性証明は、まず米国出国の搭乗前(私たちの場合は、チェックイン前)に、航空会社の係員によってチェックされました。
日本入国後は、何回か提示する場所があり、最終的には提出するので、基本的に書面を持っておく必要があります。
指定の陰性証明書の他、安心メディカルからはラボから送付されたテスト結果表ももらっていましたが、こちらは一切提示する必要はありませんでした。
まとめ
今日は、2021年夏、日本帰国〜ニューヨークで日本入国時に必要なPCR検査を受けてきた〜 をご紹介しました。
あくまでも一個人の経験談ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。