今年はコロナやオリンピックに加え、個人的なパスポート問題も加わり、直前で航空券を取り直すことになったため日系航空会社の直行便が全く見つからず・・・
今年は米系のユナイテッド航空(ANAとのコードシェア便)を利用しました。
ユナイテッドはニューアーク発なので、ロングアイランド在住の私たちにとっては空港に行くのも一苦労・・・
今日は、ニューヨーク(ニューアーク)⇆日本 日系航空会社とユナイテッド航空 エコノミーのサービス比較 についてご紹介します。
日系航空会社とユナイテッド航空のサービス比較
子連れ客の搭乗サポートサービス(ファミリーサポート、エアポートサポート)
- JAL: ファミリーサポートあり(大人1名+16歳未満の場合、空港内などでのサポート)
- ANA: エアポートサポート(大人1名+3歳以下の子供連れの場合、空港でのチェックインカウンターから搭乗ゲートまで案内サポート)
- ユナイテッド航空:ファミリーサポート、エアサポートのような搭乗サービスなし
日系航空会社では、保護者が一人で小さな子供と登場する場合、地上係員や乗務員がサポートをしてくれる無料のサービスがあります。
ユナイテッド航空ではこのようなサービスはありません。
ANAでサービスを受けた際は、機内から降りる時に手荷物を持ってもらったり、ロビーまでスムーズに行けるように案内や手続きもサポートしてもらい、非常に助かりました。
ただし、こちらは無料サービスということもあり、サポートしてもらえる乗客の数はかなり限られています。
混雑している時期は、早めに電話依頼をしないとサービスを受けられない可能性がありますのでご注意を。
また、JALのファミリーサポートは、対象が海外赴任者に限定されているため、残念ながら現地永住組は利用できません。
片親のみで長距離の移動をするのは機内でも空港内でもとても疲れるもの。
同じ航空券の料金を支払っていれば、赴任者のみにサービスを限定する必要はないように思いますが・・・
子供用の機内食
- JAL: 子供用機内食あり(8ヶ月: 離乳食、9ヶ月〜2歳未満: 幼児食、2歳以上の子供: チャイルドミール)
- ANA: 子供用機内食あり(2歳未満: ベビーミール、2歳以上〜5歳: チャイルドミール)
- ユナイテッド航空: 子供用機内食なし(大人と同じ機内食)
日系航空会社には、乳幼児・子供向けに特別な機内食を用意してくれるサービスがありますが、ユナイテッド航空ではこのような食事サービスはなく、子供も大人と同じメニューでした。
日系航空会社では年齢によってベビーミールやチャイルドミールが選択できるようになっています。
中身は、子供が食べやすいもの、好きなものが揃っていて、成田発のお弁当はデコ弁のように可愛く装飾されていることも。
今までは子供向けの機内食があるのは当たり前だと思っていましたが、日系航空会社ならではの無料サービスだったとは!
いずれも事前申し込みが必要となりますが、日系航空会社では子供向け以外にも食習慣やアレルギー、宗教別に様々な種類の特別機内食が用意されています。
私たちが搭乗したユナイテッド便の機内食をご紹介します。
機内配布のおもちゃ
- JAL: 子供向けのJALオリジナルグッズの用意あり
- ANA:子供向けのANAオリジナルグッズの用意あり
- ユナイテッド航空: 子供向けのグッズの用意なし
自分が小さい時から子供は飛行機に乗るとおもちゃがもらえるのは当然だと思っていましたが、ユナイテッド航空ではおもちゃがもらえません。
子供は目新しいおもちゃが大好きなので、特に長距離フライトではこのおもちゃに助けられてきました。
改めて日系航空会社のサービスの良さを感じました。
しかし!
今回はかなり早めに搭乗ゲートに到着していたこともあり、たまたま搭乗ゲートで背中合わせに座っていた乗組員の方が格好良いバッジをプレゼントしてくれました。
子供たちはとても嬉しかったようで、誇らしげにTシャツにつけていました。
おもちゃはもらえませんでしたが、とても素敵な旅の思い出となりました。
座席画面でのエンターテイメント
- JAL: 映画、ビデオ、音楽、キッズ向け作品、ゲーム等の提供あり(座席画面で楽しめる)
- ANA: 映画、ビデオ、音楽、キッズ向け作品、ゲーム等の提供あり(座席画面、もしくはアプリをダウンロードした携帯端末で楽しめる)
- ユナイテッド航空: アプリの事前ダウンロードが必須(モバイル端末での鑑賞)
こちらも初めての経験で驚いたのですが、映画やアニメなどのコンテンツを楽しむためには、事前にユナイテッド航空のアプリ(無料)をダウンロードしておく必要があります。
ユナイテッド航空機内のエンターテイメント用の無料Wi-Fiに接続することで、映画などを楽しむことができます。
旅慣れている人、タブレットなどを持ち歩いている人には便利なのかと思いますが、子連れ旅で準備や持ち物は最小限に抑えたい人には少し不便かもしれません。
また、”パーソナルデバイスでエンターテイメントを楽しむ“というコンセプトのため、座席の画面はフライト情報等などのみで、映画やアニメなどは見ることができませんでした。
イヤホンは持ち込みが推奨されているようですが、私たちの便では配布されました。
機内でのサービス
出発前、マスクをしっかりつけていない乗客が1名いて、アメリカ人のCAの方と激しい口論にはなっていましたが、それ以外はトラブルもなく、十分満足できるサービスでした。
日本行きの便だったので、日本語を話せるCAの方も何名かいて、空いている席は使用して良いと伝えてくれたり、とても親切に接していただきました。
乗り心地
かなり空席が多い(3列ごとに乗客がいるくらい)状態だったので、寝るときは2列を貸し切って、子供たちはゆったり眠ることができ、とても快適に過ごすことができました。
ただ、私たちが乗ったユナイテッド航空のシートは一切リクライニングができなかったので、満席だったら少し辛いかと思います。
足元用のフットレストピローは、離着陸時以外は使用できました。
エコノミーは座席が狭いので快適に過ごすのはなかなか難しいですが、足元におけるフットエアピローがあると足を伸ばせたり、子供が少し横になったりすることができるので、おすすめです。
ユナイテッド航空では、同じように座席の足元において簡易ベッドの役割も果たしてくれる子供用のトランク、Fly-TotやJetKids BedBoxの座席での使用は禁止されているようです。
まとめ
今日は、ニューヨーク(ニューアーク)⇆日本 日系航空会社とユナイテッド航空 エコノミーのサービス比較 についてご紹介しました。
コードシェア便とはいえ、サービスは全てユナイテッド航空のものになるので、ANAでは当然のように受けていたサービスが利用できませんでした。
ひとり旅でニュージャージー付近在住であれば、ユナイテッド航空利用でも全く問題はないかとは思いますが、子連れ旅、ニューヨーク発の便が便利な私にとってはやはり日系航空会社の方がありがたい存在です。
今回の旅で、改めて日系航空会社のサービスの質の高さを知ることができました。
無料のサービスも当たり前のものではなく、会社やそこで働く人たちが努力をしてくれている結果であるということも感じました。
そして何よりも、このような状況の中、無事に運行をしてくれたことに感謝です。