アメリカのキンダーガーデン(幼稚園)に通っていた長男。
6月末に無事、学校が終わりました。
そのまま同じエレメンタリースクール(小学校)に行くこともあり、卒園式も修了式もなく呆気ない感じではありますが、秋からはいよいよファーストグレード(1年生)になります。
アメリカのキンダーガーデンは幼稚園ではありますが、机に座って勉強する時間も多く、宿題もあり、”小学校0年生”と言う感じでした。
コロナ禍、ハイブリッド(リモート授業と対面授業のミックス)で始まった学校。
最後の1ヶ月はお外遊びの時だけマスクを外すことが出来ましたが、それ以外はずっとマスクで過ごした毎日。
慣れない生活でしたが、1日も休むことなく(途中、コロナの濃厚接触者扱いとはなりましたが・・・)、学校に行くことができました。
親としてはそれだけでも十分だと思ってしまいますが、アメリカではキンダーガーデンに通う幼稚園児(5、6歳)も通知表をもらってきます。
今日は、アメリカの幼稚園(キンダーガーデン)の通知表 についてご紹介します。
通知表の形式
息子の学校では、通知表は “Individual Performance Summary” と呼ばれています。
- 書面(レターサイズの用紙)で、封がされた封書に入っている
- 宛先は、保護者宛
日本の通知表のように、子供がすぐに自分で見られる状態にはなっていません。
プライバシーが大切にされていることが良くわかります。
通知表をもらうタイミング
- 秋(Fall)、春(Spring)、夏前(End of Year)の3回
各項目に関する評価と担任の先生からのコメントが記載されています。
通知表の中身
思っていたより項目が多く、数字で評価されます。
息子の通う幼稚園・小学校(キンダーガーデン・エレメンタリースクール)は、絶対評価。
つまり、個人一人一人に対する評価です。
全般的には、アメリカの先生は褒めて伸ばすタイプが多いので、数字はシビアでも面談の時には子供の良いところをたくさん言ってくれて、親としては安心する場合が多いです。
しかし、期初の面談では、できていない箇所をはっきりと指摘される場合もあるようです。
また、あえて、期初には少し低めの評定をつけて、期末には少しでもよくなったよ!と言う成果を見せていると言う説もあります・・・
評定
- 1〜4 の数値
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- 1: Not Yet Apparent(その能力がまだ見えていない、まだできていない)
- 2: Emerging(その能力が見え始めている、でき始めている)
- 3: Developing(その能力が発達中である、完璧ではないけれどできている)
- 4: Showing Strength(その能力が強みである、とてもよくできている)
教科と評価項目(生活・行動の様子)
- Social Development and Work Habits(社会性の発達と作業のやり方)
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- Development(発達)
- Work Habits(作業のやり方)
- Fine Motor(微細運動)
- Gross Motor(粗大運動)
- English Language Arts(英語)
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- Listening/ Speaking(リスニング、スピーキング)
- Emergent Reading(初期段階のリーディング)
- Emergent Writing(初期段階のライティング)
- Social Studies(社会)
- Math(算数)
- Science(科学)
例えば、社会性の発達では・・・
- 仲間と仲良く作業したり、遊んだりできるか
- ものを共有したり、順番を守れるか
- 他人が話しているときに話を聞くことができるか
というような項目があるので、勉強のことだけでなく、生活・授業態度についても知ることができます。
通知表の細かな項目については、こちらのブログでご紹介しています↓
まとめ
今日は、アメリカの幼稚園(キンダーガーデン)の通知表 についてご紹介しました。
数字で示されると焦る部分もありますが、個人的により大切にしたいと思うのは、担任の先生との面談です。
アメリカの学校は、キンダーガーデンでも連絡帳がないので、日々の細かい出来事については子供から聞くしかありません。
そのため、先生と直接話しができる面談はとても貴重な機会。
今年はリモートでの面談でしたが、子供がどんな風に学校で過ごしているのか、お友達と仲良くやっているのか、変化があったところ、家庭で心がけた方が良い点についてアドバイスをもらったり・・・
日本育ちの私にとってはアメリカの学校生活はわからないことばかりなので、とても参考になりました。
通知表の中身はともあれ、息子は今のところ学校を楽しんでいるようで何よりです。


