皆さんは走っているとき、きちんと水分補給をしていますか?
短距離のランニングでも水分補給は非常に大切です。フルマラソンのような長距離を完走するには、水分補給無しで完走できません。それどころか体調を崩してしまいます。
過去に「水分補給に気をつけて!知っておくべきお水のお話」でも記載しましたが、水のみを飲んでいても体力は回復せず、むしろ体を危険に追いやっている状態になります。
ニューヨーカーは非常に健康志向が高く、運動中、運動後の水分補給に糖分を多く含むスポーツ飲料を避ける傾向があるのですが、彼らが何で水分補給をしているのでしょうか。
ニューヨークのランナーにも人気なサプリ、nuun(ヌーン)の紹介です。
nuunとは
nuunには4種類のタブレットがあるのですが、今回紹介するのは、特にランナー人気なのはnuunのElectrolytes(電解質)のタイプです。一つの容器にタブレットが10粒含まれており、ランニングに必要不可欠な主な4つの成分が詰まっています。値段は1ケース$7です。
ナトリウム
まず最も重要な成分であるナトリウム(Sodium: ソーディアム)です。走っていると汗をかき体内の塩分が減少します。水だけを水分補給すると、体内の塩分濃度をさらに薄めてしまい、「低ナトリウム血症」となってしまいますが、このタブレットにはナトリウム(つまり塩分)を多く含み低ナトリウム血症の危険を防いでくれます。
カリウム
2つ目にカリウム(Potassium: ポタシウム)です。カリウムは筋肉のつりや痙攣を防いでくれます。フルマラソンでよく言われる「35キロの壁」。走っていると突然足が動かなくなる距離です。原因の一つに疲労物質(乳酸)がたまり、足が痙攣してしまうということにあります。カリウムは長距離を走るために非常に重要な成分です。
マグネシウム
3つ目はマグネシウム。マグネシウムは持久系スポーツには欠かせない成分です。ランニングは筋収縮を繰り返し、時間が経つに連れ、疲労が溜まり筋肉も硬くなってきます。マグネシウムは筋肉をリラックスさせ、カリウムと同様に足のつり、痙攣を防ぐために重要な役割を担っています。
カルシウム
4つ目はカルシウム。カルシウムというと骨を生成する成分という認識があります。もちろん骨を強くするということはランニングに重要ですが、もう一つ「筋肉の機能を正常に保つ」というものがあります。筋肉の機能が鈍くなるということは筋肉収縮と細胞間の伝達が鈍くなるということで、やはり疲労と繋がり、ペースが狂ってきます。
味
非常に多くの味が取り揃えられています。
- Watermelon
- Tropical Fruits
- Tri-Berry
- Strawberry Lemonade
- Orange
- Lemon + Lime
- Grape
- Fruit Punch
- Citrus Fruit
- Wild Berry
- Mango Orange
- Fresh Lime
- Cherry Limeade
種類が豊富で「美味しそ〜」と思うかもしれませんが、無糖です。一応容器にはSuger: 1gと記載されていますが、スポーツ飲料の感覚で飲むと肩透かしをくらいます。あくまで風味が、という感じです。
飲み方
飲み方はいたって簡単。16オンス(約500ミリリットル)の水に溶かすだけです。ペットボトルの口よりも若干タブレットのサイズが大きいです。タブレットがシュワーっと水の中で溶け切ったら飲めます。
感想
私はペットボトルの水を買うことはなく、水道水をタンブラーやランニング用ボトルに入れて飲むので、手のひらに包み込まれてしまうケースのサイズは持ち運びには非常に便利です。(ちなみにニューヨーク市の水はとても美味しく、フッ素も含まれているので体にも良いのです)
糖分がないので口に甘みは残りません。それがランニング中、特に疲れた時は飲みやすく感じるのでありがたいです。
高額でなく持ち運びに便利なサイズなので、ランニング友達のお土産にも最適なサプリメントです。