時にマンハッタンの街中を走っているランナーを見かけます。
きっと彼らは街中のコースを走っているのではなく、セントラルパークやウェストサイドハイウェイの遊歩道などランニングに適した場所を目指している、もしくは帰って来ているだけだと思います。
マンハッタンの雰囲気を味わいながら走るのは楽しいんですが、「決して走るに快適な場所でない」というのは私の意見です。
それでも一度は「マンハッタン街中を走ってみたい」というランナーの方はいらっしゃると思います。
そんな方のために注意事項のご紹介です。
車を信用しない
マンハッタン内は頻繁に横断歩道を渡ることとなります。その際信号など交通ルールを守って道を渡りますが、決して車の運転手がしっかり周囲に注意を払ってくれていると思わない方がいいです。
マンハッタン内は渋滞が頻繁に起こり、イライラしている車の運転手が多いです。信号が青に変わって3秒たっても前の車が動かなかったらクラクションを鳴らします。(時に1秒ほどでも鳴らしてきます!)
また信号が赤になるギリギリ寸前で、ハイスピードで道を渡ってくる車もいますしね。
とにかく乱暴に先の車を追い越したり車線変更してくるドライバーがいるので、横断歩道の際は必ず安全を確認した上で渡るようにしましょう。
先にトイレに行っておく
日本のように気軽にコンビニに入って「トイレ貸してください〜」は基本ないです。
軽食レストランでもトイレはもちろんお客のみの利用可能です。(店にもよりますが、スターバックスで使用できる場合もあります。しかしすごい列になっている場合がほとんどです)
可能性があるとすれば大きなホテルですかね。宿泊者のみ使用可能というホテルも徐々に増えてきているようにも思いますが。
地下鉄の駅にもトイレを設置している場合がありますが、ほとんどが鍵が閉まっており、空いてても非常に汚いです。。。
とにかく公衆トイレという概念はないので、街に出るとトイレを探すのは難しいと心得ましょう。
ペースや走行距離を正確に測るのが困難
今でこそ高性能なペースや走行距離を測るデバイスやアプリが開発されていますが、場所によってはマンハッタン内でGPSがうまく機能しない場合もあります。
車を運転しているとわかるのですが、高層ビルが立ち並ぶミッドタウンやダウンタウンでは少し性能が低いナビだと全く交通情報をキャッチしないことがあるのです。
ちなみに知っ得情報ですが、マンハッタンを南北に走ってアベニューが走っており、20ブロックが約1マイル(1.6キロ)となっています。例えば5thアベニューを10thストリートから110thストリートまで走れば、5マイル(8キロ)走ったことになります。
バイクレーンのランニングもOKだけど・・・
マンハッタンには歩道と別に、バイクレーン(自転車優先レーン)があります。
もちろん歩いたり、走ったりするのは可能ですが、車と同様注意を払いましょう。
バイクレーンは一方通行なので逆走してランニングしていない限り、前方から自転車がやってくることはありません。しかし追い越される時にスピードを落とさず走り去る自転車もいるので、明らかに自転車が多い場所、時間帯は避けた方がいいですね。
とにかく歩行者に気をつけよう
これを言うと走らない方がいいと言っているみたいなものですが、歩道には観光客が大勢いて、彼らの動きは予測不可能な場合が多いです。パンフレットを片手に突然動いたり、止まったり、何かをキョロキョロ見ながら歩いているので、ランナーにはなかなか注意が払えません。
こういう場合は”Excuse me.”もしくは”On your left(左側通ります)”もしくは”On your right(右側通ります)”と声をかけるか、歩いて追い抜いたほうがいですね。ぶつかって問題になっても大変なので。
街中だけでなく、セントラルパークの中でも観光目的の歩行者は多いので優先する気持ちで走りましょう。
最後に
やはりマンハッタンを走る場合は、セントラルパークなどランニングコースが整備されているところがいいですね。
どうしてもと言うなら早朝だと問題ないと思います。朝早くだとマンハッタンといえど、歩行者も車も少ないですしね。