6月はプライド・マンス(Pride Month)!
アメリカの図書館のストーリータイムでは、家族に関する絵本を読んでくれました。
今日は、プライド・マンスにぜひ読みたい!家族のかたちや絆がテーマの英語の絵本 についてご紹介します。
幼稚園から小学校1年生(3歳から7歳)くらいまでの読み聞かせに、特におすすめの三冊です。
A Mother for Choco – by Keiko Kasza
お母さんがいないチョコ。
僕にもお母さんがいたらなぁ・・・僕のお母さんはどんなだろう・・・と思って、チョコはお母さんを探しに出かけます。
しかし、出会う動物たちはみんな少しチョコと違います。
がっかりしている時に出会ったのが、クマのお母さん。
チョコには全く似ているところがないので、チョコは『あなたは僕のお母さん?』と聞くことすらしませんが・・・
最後には、あたたかいクマのお母さんの愛情に包まれるチョコ。
思わず、よかったね・・・とチョコに言ってあげたくなる優しい結末です。
Life with My Family – by Renee Hooker and Karl Jones
自分たちが動物だったらどんな生活だろう?
家族がそのまま動物に変身しているイラストが可愛らしい絵本です。
この絵本のおすすめポイントは、家族の大切さだけでなく、色々な生き物の集合名詞が学べるところ!
日本語を勉強する時に、助数詞が難しい・・・という話を聞いたことがあります。
それと比較して、英語には助数詞がないから簡単!と思っている方も多いと思いますが、英語には、“Collective Noun(集合名詞)”というものがあります。
集合名詞、実はかなりの種類があり、本当に使いこなすのは至難の技なのです。
ちなみに自慢ではありませんが、この中で私が知っていたのは、”school”と”herd”のみでした。。
絵本を読んでくれた図書館司書の方も、
Parrot(オウム)の群れが “pandemonium” だってみなさんご存知でしたか?この絵本は本当に勉強になります!
とおっしゃっていました。
- A pod of pelicans: “pod” は、海洋生物(クジラ・イルカ)などの小さな群れ
- A swarm of bees: “swarm” は、昆虫(ミツバチ)などの群れ
- A school of fish: “school” は、魚の群れ
- A herd of buffalo:”herd” は、牛・鹿などの大きな動物の群れ
- A pride of lions: “pride” は、ライオンなどの群れ
- A pandemonium of parrots: “pandemonium” は、オウムの群れ
- A smack of jellyfish: “smack” は、クラゲの群れ
- A wisdom of wombats: “wisdom” は、ウォンバットの群れ
Families, Families, Families! – by Suzanne Lang
動物の可愛いイラストで紹介される様々な家族の形。
祖父母と暮らしている子供たちもいるよね。
伯母さんと暮らしている子供たちもいるよね。
沢山ペットがいる場合も、植物だけ一緒に暮らしている場合も。
お父さんと暮らしていることも、お母さんが2人いることも、養子の場合も、血の繋がっていてないステップシスターやステップブラザーがいる場合も。
でも、お互いを思いあっていたら、それが家族!
家族とはなんぞやに対する明確な答え、“if you love each other, then you are a family.” という一文が心に刺さる絵本です。
家族の形が多様化している今、子供と一緒にぜひ読みたい一冊です。
まとめ
今日は、プライド・マンスにぜひ読みたい!家族のかたちや絆がテーマの英語の絵本 についてご紹介しました。
家族ってなんだろう?そんな疑問を持ち始めたり、色々なお友達に出会い、周りと比べることを覚える幼児期の子供に読んであげたいものばかりです。
どれも読んでいると心がほっこり。
どんな形でも家族っていいな、と思えるおすすめの絵本たちです。