アメリカのニューヨークのキンダーガーデンに通っている息子。
家では日本語しか使っていないこともあり、現地の子供と比べると英語の会話能力はまだまだですが、日々色々なことを学んできています。
私の時代は高校で習ったような仮定法も使いはじめたり、学校や公文(KUMON)の宿題で持って帰ってくる絵本も、スラスラ読めないくらい知らない単語が出てくることも・・・
例えば、最近、私が息子の絵本から学んだ英単語は”Outfox”。
Fox=騙す、裏をかく、と言う意味で、絵本でも人や他の動物を騙すFox(キツネ)がよく出てきますが、Outfoxはさらにその騙すキツネを騙す=裏をかく、出し抜く、と言う意味です。
今日は、覚えるサイトワードは60語!アメリカの幼児英語教育、キンダーガーデンの英語の勉強 についてご紹介します。
キンダーガーデンでの英語の勉強
Reading(英語の読みの練習、読書)
- Read-Aloud: 音読の練習
- Reading Workshop: グループに分かれて音読、感想や質問を言い合ったりする
毎日、15分間、個人で読書をする時間を設けているそうです。
幼稚園児にとって15分間は結構長い時間。
実際は、iPadのアプリを使ってiPadで音読を聞いたり、好きな本のページをめくったりしているようですが、毎日本と触れ合う機会があるのは好ましいことです。
簡単な読書の感想を書く宿題が出ることもあります。
短い本を5冊程度持って帰ってきて、毎日1冊読み、本のタイトル、著者、読んだ話が好きだったか、読んだ話はフィクションだったか・ノンフィクションだったか、どんな場面が好きだったかなどを簡単な絵や文章で書き留めます。
Writing(英語の書きの練習)
- Alphabets and Fundations: アルファベット、フォニックスなどの英語の基礎
毎週1つずつアルファベッド(大文字と小文字)を学び、春までにはアルファベット26文字の勉強が完了しました。
書き順が書かれている文字をなぞったり、自分で書いたりして練習をしていました。
そのアルファベッドで始まる単語が書かれた小さな冊子で単語も勉強。
多くの子供が自分の名前や数字が書けるようになっているようです。
Listening and Speaking(英語のリスニングとスピーキング)
- クラスメイトと意見交換したり、質問をする時間を設け、感想や意見の述べ方を学ぶ
例えば、自分の意見をのべる時には、”I think it is good BECAUSE…” 、お友達のことを褒めるときは、”I like THE WAY YOU…” という言い方を推奨ししているようです。
会話や読んでいる本にもよく出てくる仮定法、”It would be…” などもよく使っています。
子供が自分なりの言葉で話したのち、先生が正しい言い方に言い直したり、こんな風に言ってごらんと助け舟を出してくれます。
順番にShow & Tell(自分の好きなものなどを見せながら発表する)をした後にも、必ず意見と質問を受け付ける時間があるようです。
- 意見や質問を言うときは必ず挙手!
- 自分の発表に対して、お友達が意見や質問をしてくれることも子供たちにとっては嬉しいことのようです
Sight Word(サイトワード)
英語の読み書きで重点的に学んでいるのは、Sight Word(サイトワード)。
- Sight Word(s): Sight(視覚)+Word(単語)=目にしただけで理解しなくてはいけない重要な英単語のこと
- キンダーガーデンで学ぶSight Wordの数: 60 words
Sight Wordは、英語社会で頻繁に目にする単語。
感覚的には、日本の漢字の勉強に似ていて、丸暗記できるように繰り返し勉強しているようです。
今まで取り上げられたサイトワードは(I, a, me, the, am, can, see, to, go, we, at, like, for, look, little, big, myなど)。
最終手には息子のキンダーガーデンでは、60語のSight Wordsを学ぶようです。
学年が上がると、サイトワードの難易度も上がり、数も増えていきます。
子供が小さい間は、サイトワードの暗記は ゲーム感覚でやるのがおすすめ!
アメリカにはサイトワードが学べるゲームも沢山あります。
学校でも頻繁にサイトワードのメモリーゲームなどをしているようです。
お家でできる、サイトワードの勉強方
- サイトワードを見つけるゲーム: 読んだ本や文章の中で見つけたサイトワードに丸をする(もしくは指差しをする)
- メモリーゲーム: 用紙を上下に分けて、10語くらいのサイトワードを別々の場所に書く。下の方に書いたサイトワードをブロックか紙切れで隠す。上と同じサイトワードが下のどこにあるか神経衰弱のように当てるゲーム
- フラッシュカード: サイトワードを書いたカードを次々にめくって答える
まとめ
今日は、覚えるサイトワードは60語!アメリカの幼児英語教育、キンダーガーデンの英語の勉強 についてご紹介しました。
学校が始まる前は、キンダーガーデンは、プレスクールやPre-Kの延長くらいだと思っていましたが、現実は違いました。
一人一つの机が与えられ、着席している時間が長く、ほぼ小学校のようなイメージです。
工作やお外遊びをメインにしていたプレスクールからはかなりのジャンプアップにも思えますが、子供たちはなんとか適応しているようです。
アメリカの学校の様子について、少しでも参考になれば幸いです。