アメリカ、ニューヨークはカード社会です。普段のお買い物は少額でもクレジットカードです。
現金派の人でも、細かい硬貨(コイン)を使って支払っている人もほとんど見かけません。
日本のように端数をぴったりにして、お釣りをもらうという習慣もないようです。そのため、レジで硬貨を出す機会がほとんどなく、たまにお札で支払った後に戻ってくる硬貨はお財布に貯まっていく一方です。
それではアメリカ人は硬貨をどうしているのでしょうか?
小さな硬貨をお財布に入れておくのは重くてかさばるので、アメリカでは、レジ横にあるチップ入れにチャリンと寄付するか、家で瓶などに硬貨を貯めておくことが多いようです。
そして、ある程度貯まった硬貨は、両替をしたり、チャリティへ寄付する時に使ったりするようです。
今日は、アメリカ生活で貯まった硬貨(コイン)を両替する方法として、自動両替マシンのコインスター(Coinstar)を利用する方法と銀行を利用する方法をご紹介します。
コインスター(Coinstar)を利用する
コインスター(Coinstar)とは?
アメリカでよく見かけるコインスターとは?
- 投入された硬貨(コイン)の合計金額を自動的に集計し、両替する機械(英語では Kiosk:キヨスク)
集計された金額から手数料を差し引いた金額を、寄付したり、金券(両替したお店で使えるバウチャー)や、Electronic Gift Card Vouchers(電子ギフトカード引換券)に替えることができます。
私が利用しているお店では、お店のサービスカウンターにコインスターのレシート(金券)を持っていくと、現金に替えてくれます。
コインスター(Coinstar)の設置場所
コインスターはどこにあるのかご紹介します。
- スーパーマーケットの入り口付近に設置されていることが多い
例えば、マンハッタンでは、D’Agostino(ダゴスティーノ)、Gristede’s(グリステデス)というスーパーマーケットを中心に、コインスターが10箇所に設置されています。
スーパーマーケットチェーンのStop&Shop(ストップアンドショップ)やShopRite(ショップライト)の店頭にも置かれていることが多いです。
コインスター(Coinstar)の使い方
コインスター(Coinstar)の手数料
コインスターを利用するデメリット、それはずばり、手数料が高い!ということです。
- 手数料が高い!
- なんと、12.5%!!
とても便利なコインスターですが、実は手数料が衝撃的な高さです。
ホームページでは11.9%と記載がありますが、今回利用した際の手数料は、12.5%+0.10ドルのカウント代でした。
例えば100ドル分の硬貨を投入したら、約12ドルが手数料として取られてしまいます。
しかし、今回のような微々たる利用金額(合計5ドル・・・)くらいだと、手数料も1ドル未満なので、正直あまり気になりません。
手数料の高さを知らなければ便利な機械として使い続けることができますが、一度気づいてしまうと少し使うのをためらってしまうかもしれません。
コインスター(Coinstar)を無料で使う方法
手数料が高いコインスター(Coinstar)ですが、無料で使う方法もあります。
- 両替時に、Electronic Gift Card Vouchers(電子ギフトカード引換券)を選択する
せっかくコツコツ貯めた硬貨。
手数料に12%も持っていかれたくない!という方は、両替時に、Electronic Gift Card Vouchers(電子ギフトカード引換券)を選択してください。
eGift Cardは、アマゾンをはじめ、アメリカの大手ホームセンターのホームデポやローズ、レストランチェーンのアップルビーズなどで利用できます。お店により、最低換金額と最高換金額が決まっていますが、手数料が無料というメリットは大きいです。
下記は、現在、コインスターのeGift Cardが使えるお店と、最低・最高換金額の一例です。
お店の名前 | 最低換金額(Minimum amount) | 最高換金額(Maximum amount) |
Amazon.com | 5ドル | 1000ドル |
Apple (iTune) | 10ドル | 500ドル |
The Home Depot | 5ドル | 2000ドル |
Lowe’s | 5ドル | 1000ドル |
Sephora | 10ドル | 500ドル |
NIKE | 5ドル | 500ドル |
GAP | 10ドル | 500ドル |
Applebee’s | 5ドル | 500ドル |
Ruby Tuesday | 5ドル | 200ドル |
IHOP | 5ドル | 200ドル |
Starbucks | 5ドル | 500ドル |
銀行で両替する
アメリカの銀行の両替サービスを利用すれば、硬貨を紙幣に両替することができます。
銀行によっては、州や店舗によってもサービスが異なることもあるようなので、両替が必要な場合は、ご自身が利用している銀行に直接問い合わせることをおすすめします。
まとめ
今日は、アメリカで硬貨が沢山貯まった時に使える、コインスター(Coinstar)と銀行の両替サービスをご紹介しました。
コインスターの手数料を省きたい方は、コインスターのeGift Cardのサービスを利用したり、コインを詰める手間を省きたい方は、コインラッパーなしで両替してくれる銀行を探すのが良いでしょう。
手数料は高いとはいえ、貯まった硬貨はある程度の金額になるので、Coinstarを利用するもの楽しいものです。
そして、コインラッパーに硬貨を詰める作業も、やり始めると集中でき、子供もお手伝いとして楽しんでくれそうです。
コインスターの手数料とコインラッパーに自分でお金をひたすら並べて詰めるという作業の手間賃を鑑みつつ、ご自身にあった方法でお家に眠っているアメリカのコインを有効活用してみて下さい。