アメリカのスーパーマーケット、ターゲット(Target)のダラースポット(Dollar Spot)では、春頃から、1ドル、3ドル、5ドルという低価格で、様々な種や植物の栽培キットが売り出されます。
主に扱っているのは、Buzzyというブランドのものです。
種、土、小さなプランター(もしくはその代わりなるような入れ物)の3点セットになっているので、誰でも簡単に栽培が始められます。
大さじ何杯分かの水をかけると膨らむ、不思議な土もついているので、道具や土がお家になくても、誰でも簡単に種を植えることができるので、非常に便利です。
今日は、ターゲットで見つけた、Buzzyの植物栽培キット(Grow Kit)をご紹介します。
プラントサイエンス ー野菜の栽培キットー
こちらは、Buzzyのトマトとスナップエンドウを観察しながら育てられるキット。
3ドルでした。
丸く固まった状態の土、トマトとスナップエンドウの種、スティック3本が卵入れのカートンのような入れ物に入っています。
それぞれの種はこんな感じです。
左がスナップエンドウ、右がトマト。トマトの種はかなり小さいです。
パッケージの裏に、2つの実験の提案が書かれていました。
Germination Experiment: 発芽実験
Germination Experiment。
発芽する様子をみてみよう!という実験です。
キッチンペーパーを使う発芽実験は、アメリカではとてもポピュラーなようです。
プレスクールでも種をもらって、同じような実験をしていました。
- 家にある材料でとても簡単にでき、ほぼ確実に発芽します。
- 発芽の様子が観察できるので、子供たちのSTEM教育にもぴったりです。
発芽実験のやり方
パッケージの裏が説明書になっています。
湿らせたキッチンペーパーで、種を包んで、ジップロックに入れて、日当たりの良い場所に置いておきます。
ジップロックの口は、完全には密封しないようにします。キッチンペーパーは、水は滴らない程度にしっかりと湿らせます。
わずか2日で無事に発芽しました。
5日後には、もっとニョキニョキ伸びていました。
芽が出てきたので、土に植え替えました。このまま元気に育ちますように。
Lighting Experiment: 光の実験
同じような条件で植えた種を、一つは太陽の日が当たる場所、もう一つは当たらない場所に置いて、成長の違いを観察しよう、というものです。
光の実験のやり方
同じく、パッケージの裏が説明書になっています。
土をプラスチックの容器などに入れてから、大さじ(Table Spoon)5杯程度の水を加えて、土をほぐします。
土をカートンに入れてから、種を植えます。
日陰になる方はあまり育たないと予想されるので、カートン二つ分、日向に置く方はカートン四つ分に、それぞれトマトとスナップエンドウの種を植えました。
一つは日向に、もう一つは日陰に置いて、成長具合を観察します。
4、5日後、スナップエンドウは、日陰のものも日向のものも発芽しました。
あと2週間くらい(合計3週間ぐらい)、様子を観察してみる予定です。
コーンフラワーの栽培キット
アメリカではよく見かけるお花、コーンフラワー(ルドベキア)の栽培キット。
こちらも3ドルでした。
種、土、プランター代わりになる小さなバケツ、バケツをデコレーションできるシール付きでした。
土は3つ入っていました。3/4カップ(180cc程度)のお水を加えると土が柔らかくなります。
バケツは子供たちがシールでデコレーションしました。
これくらいに増えました。少し足りなかったので、土を追加してから、種を植えました。
これからの成長が楽しみです。
まとめ
今日は、アメリカのターゲットで手に入る、BuzzyのGrow Kit(栽培キット)をご紹介しました。
ターゲットでは、春先から秋頃まで、色々な栽培キットが売り出されます。
Buzzyのものは、土と種とプランターがセットになっているので、すぐに種まきができてとても便利。
子供が楽しめるような工夫もされているので、子供と一緒に何かを育ててみたい、という方にもおすすめです。
発芽実験も簡単でとても楽しいです。
ちなみに、去年買ったBuzzyのバジルの種は、立派に育ちました(最終的に、庭に植え替えたあとは、ナメクジにやられてしまいましたが・・・)。
これからのトマトやスナップエンドウの成長が楽しみです。