アメリカの子供の保険では、1年に1回、健診・身体検査が受けられるようになっています。
先日、4歳になった息子の4歳児健診に行ってきました。
幸い、1年間、大きな怪我も病気もなく、久しぶりの小児科の訪問となりました。
今日は、予防接種は4種類?!アメリカの4歳児健診 についてご紹介します。
アメリカの4歳児健診の様子
2歳、2歳半までは基本的な身体測定と保護者への質問がメインですが、3歳、4歳児には簡単な運動能力や心、言葉の成長も簡単にチェックします。
基本的な健診項目
- 血圧
- 身長
- 体重
- 聴診
- 触診(腹部、股関節、そけい部など)
- 聴覚検査
- 視覚検査
- 簡単な歯科健診
- 尿検査
- 予防接種
視覚検査は、バーチャルリアリティのメガネのようなものを覗くテストで、一瞬で終了しました。
6歳の長男は、実際に表のアルファベットを読む視覚検査も受けました。
予防接種
4歳で受けた予防接種は4種類。
2種類を混合できるようで、2本の注射を左右の上腕に打ちました。
ちなみに、アメリカでは赤ちゃんの頃の予防接種は、大腿部(太もも)に打つことが多いです。
- Diphtheria, Tetanus, Pertussis (DTaP): ジフテリア・百日咳・破傷風の三種混合ワクチン
- Polio (IPV): ポリオ(急性灰白髄炎)ワクチン
- Measles, Mumps, Rubella (MMR): 麻疹・流行性耳下腺炎(おたふく風邪)・風疹の新三種混合ワクチン
- Varicella (Chickenpox): 水痘(水疱瘡)ワクチン
子供への質問と運動能力のチェック
先生が直接、英語で子供にいくつか質問をします。
また、粗大運動・微細運動能力についても簡単にチェックします。
3歳児健診の時にも同じような子供への質問や運動能力のチェックがありましたが、積み木を積ませたりするような検査はありませんでした。
- 名前(フルネーム)を言えるか
- 年齢を言えるか
- 住んでいる町の名前を言えるか
- 学校に行っているか
- 行っている場合は、学校の名前を言えるか
- 顔の絵が描けるか
- 片足でバランスを取ることができるか
- 片足でジャンプできるか
- 少し離れた診察室のドアまでまっすぐに歩けるか
保護者への質問
保護者への子供に関する質問は結構たくさんあります。
息子が通う小児科の場合、すべて口頭での確認で、私の回答を先生がコンピューターに打ち込んでいく形式です。
大まかな質問内容は下記の通りですが、5分から10分程度かかるので、この間に子供が飽きてしまう場合も・・・
子供たちがもっと小さい時は、子供を抱っこしながら先生と話をしたり、こどもチャレンジのお医者さんセットなどのお気に入りのおもちゃを持たせていました。
- 好き嫌いはあるか
- オムツは外れているか
- 夜泣きはあるか
- 学校に通っているか
- 友達とはうまくやっているか
- 指示を守れるか
- 順番を守ったり、シェアすることができるか
- 懸念事項・質問事項はあるか
小児科でもらえるプライズ
息子たちが通っている小児科では、最後に頑張ったPrize(ご褒美)として、シールや小さなミニカー、時には小さなレゴブロックのセットなどを渡してくれます。
病院が楽しかった!と思わせてくれる工夫に感謝です。

小児科の健診でもらったシールやおもちゃたち。
まとめ
今日は、予防接種は4種類?!アメリカの4歳児健診 についてご紹介しました。
アメリカでは学校での健康診断・集団健診などはないため、学校に行く年齢になっても、毎年、小児科で健診を受ける必要があります。
アメリカでの子供の健診の雰囲気など、少しでも参考になれば幸いです。