まだまだ収まる気配をみせないコロナウィルス。寒さも本格的になり空気も乾燥してきて、ニューヨークでは更なる感染拡大が危ぶまれています。
最近のニューヨーク、ロングアイランドの状況をお伝えします。
ニューヨークのクラスターゾーン
ニューヨークでは、コロナウィルスの陽性率に基づき地域を色分けしていて、クラスターゾーンが一目で分かるようになっています。
- クラスターゾーンの確認方法:
https://forward.ny.gov/micro-cluster-strategy
- クラスターゾーンの色分けは下記の通り:
- レッドゾーン:クラスター発生エリア(Cluster Itself)
- オレンジゾーン:クラスター警戒エリア(Warning Zone)
- イエローゾーン:クラスター注意エリア(Precautionary Zone)
- 各ゾーンに置ける特別措置は以下の通りです(ニューヨーク領事館の情報を拝借しています):
レッドゾーンにおける規制措置
– 多人数での集会:禁止
– ビジネス:必要不可欠な業種のみ営業可能
– 飲食店:持ち帰りのみ可能
– 学校:対面授業の禁止・遠隔授業のみ実施
– 礼拝所の利用:最大収容人数の25%以内の利用又は最大10人までの利用
オレンジゾーンにおける規制措置
– 多人数での集会:屋外・屋内関わらず最大10人まで
– ビジネス:リスクが高く,必要不可欠でない業種(ジムなど)は閉鎖
– 飲食店:屋外営業(4名/テーブルまでの利用)と持ち帰りのみ可能
– 学校:対面授業の禁止・遠隔授業のみ実施
– 礼拝所の利用:最大収容人数の33%以内の利用又は最大25人までの利用
イエローゾーンにおける規制措置
– 多人数での集会:屋外・屋内関わらず最大25人まで
– ビジネス:全ての業種で営業可能
– 飲食店:屋外・屋内営業(4名/テーブルまでの利用)と持ち帰りが可能
– 学校:生徒・職員に対する毎週の検査を実施した上で対面授業が可能
– 礼拝所の利用:最大収容人数の50%以内の利用
ロングアイランドのクラスター発生状況
ロングアイランドでもコロナの陽性率が上がってきており、私の住んでいる地域もイエローゾーンの手前だと言われています。12月上旬の現在、ロングアイランドでイエローゾーンに指定されているエリアは以下の4つの地域です。
- Hampton Bays・・・陽性率 5.13%
- Riverhead・・・陽性率 4.6%
- Great Neck・・・陽性率 4.77%
- Massapequa Park・・・陽性率 3.9%
イエローゾーンに入ると上記で記したような新たな規制が適用され、学校もリモートラーニングに移行する確率が高まります。ニューヨーク市では7日間の陽性率が3%に達した時点で全ての公立学校の対面授業を禁止し、リモートラーニングに移行する措置をとっています。
低学年のリモートラーニングでは、大勢で接続したり、長時間になると集中力が続かないため、授業スケジュールは細切れになり、授業時間自体が短くなります。何より、実際に学校に行き、色々な人に接したり、実際に見たり聞いたり経験したりすることで学べることも多いので、可能な限り学校に行って欲しいというのが正直な思いです。
長男が通うエレメンタリースクールでは、9月に学校が再開されてからコロナウィルの陽性が確認されたケースは4件(生徒2、教師2)で、そこまで陽性率は高くないと言えます。一方で、高校(ハイスクール)や中学(ミドルスクール)では10件を超えるケースが確認されています。ちなみに同学区では昨日と今日あわせて4件の陽性の報告がありました(昨日は高校と中学それぞれの教師、本日は高校と小学校の生徒)。
リモートラーニングへの備え
長男の通うキンダーガーデンでは、1人1つiPad(セカンドグレイド以上はクロームブック)が支給されています。日頃の授業から、Google Classroom、Google Meet、計算や読書ができるアプリへのログインの仕方を学んでいて、アプリを使う時間もあるようです。
学校のiPadで利用している学習アプリは
- iREAD
- epic! SCHOOL
- BOOKFLIX
- TUNBLE BOOK LIBRARY
- TUMBLE MATH
- Kids A-Z
- dreambox learning
- Brain POP jr.
- PebbleGo
また時々、Flipgrid(フリップグリッド)というアプリを使用しています。特定のテーマや課題について英語で話しをしている様子を動画モードで撮影し、アップロードすることで、クラスメイトと共有できます。無料で利用できるアプリのようです。
5歳の子供のITリテラシーも上がっているようです。
まとめ
日本でも感染拡大中のコロナウィルス。ニューヨーク、ロングアイランドのクラスター状況や、私が住んでいる地域の学校の状況などをお伝えしました。
いつもであれば、地元の公園の大きなツリーの点灯式や学校のイベントで無料でサンタクロースに会うことができますが、今年はサンタに会える機会がとても少なくなっています。ショッピングモールでの写真撮影では口元に透明シールドをしたサンタとマスクをした状態で写真は撮れるようですが、40ドルくらいかかるので悩み中です。来年はサンタクロースに沢山会えますように・・・