アメリア・べデリア(Amelia Bedelia)って聞いたことがありますか?
アメリア・べデリア(Amelia Bedelia)は、累計売上部数は3500万部以上、アメリカでは50年以上愛され続けている絵本シリーズ。
表紙には、昔ながらのお手伝いさんの格好をしたアメリア・べデリアが描かれています。
とっても面白いストーリーで、英語のイディオム(慣用句)を覚えるのにもぴったり。
アメリカのキンダーガーデンに通う息子も大好きな絵本です。
今日は、おすすめの英語絵本!アメリア・べデリアで子供と楽しくイディオムを学ぼう についてご紹介します。
アメリア・べデリア(Amelia Bedelia)
ロジャース夫妻のお手伝いさんをしているアメリア・べデリア(Amelia Bedelia)。
アメリア・べデリアは人が言ったことを”文字通りに”理解します。
そのため、思いもよらない勘違いや行き違いが生じますが、それを面白可笑しく描いたストーリーです。
- 公式ホームページ: Welcome to the world of Amelia Bedelia
- オリジナルストーリーの作者: Peggy Parish
- イラストレーターは作品ごとに異なる(Fritz Siebel、Wallace Tripp、Lynn Sweat、Barbara Siebel Thomas)
- Peggy氏がなくなった後、甥のHerman Parishが作品を継承し、新たにアメリア・べデリアの幼少期などのストーリーも発表している
アメリア・べデリア(Amelia Bedelia)シリーズのおすすめポイント
- 面白く、前向きになれるストーリー
- 英語のイディオム(慣用句)が楽しく覚えられる
- シリーズ化されていて、ストーリーが豊富
面白く、前向きになれるストーリー
依頼されたことを”文字通り”に理解して実行するアメリア・べデリア。
お願いしたこととは違うことをされてしまうので、周囲の人は怒ったり、困惑することも。
しかし、その”勘違い”こそが面白く、子供を惹きつけるポイントです。
怒っていた人たちも、アメリア・べデリアが用意した美味しいお菓子を食べて、最後には彼女に感謝したり、ハッピーになります。
読んでいると、少しくらい(アメリア・べデリアはかなりやらかしていますが・・・)失敗しても大丈夫!と前向きになれるお話です。
英語のイディオム(慣用句)が楽しく覚えられる
アメリア・べデリアは全てを”文字通り”に理解するので、イディオム(慣用句)で伝えられると見事に勘違いをします。
例えば息子が大爆笑した一文。
【Amelia Bedelia Goes Camping】の中の台詞です。
“It’s time to hit the road.” とロジャース氏が言うと、
アメリア・べデリアは、木の枝を拾って、文字通りに木の枝で道路を叩き始めます。
英語で、”hit the road” =『出発する、出かける』という意味です。
しかし、アメリア・べデリアは言葉通りに『道路を叩く』のが面白いところです。
【Amelia Bedelia Helps Out】の中では、
“Weed the garden” と頼まれたアメリア・べデリア。
“weed” = 『雑草を抜く』という意味ですが、
アメリア・べデリアは文字通り、お庭に雑草を沢山植えて、雑草だらけにしてしまいます。
場面にぴったりの挿絵が面白さをさらに引き立ててくれます。
シリーズ化されていて、ストーリーが豊富
アメリア・べデリアはシリーズ化されていて、ストーリーが豊富。
一度好きになると、アメリア・べデリアが登場するだけで子供は喜んで読んでくれるので、本を選ぶ立場としても助かります。
アメリア・べデリアはお手伝いさんではありますが、絵本の中では、先生、生徒、野球選手、ベビーシッター、ミュージシャン、お医者さんなど様々な役も引き受けます。
Peggy Parish氏によるオリジナルストーリは全12作品。
Herman Parish氏による大人のアメリア・べデリアシリーズは17作品。
Herman Parish氏は、アメリア・べデリアの子供時代を描いたシリーズも発表しています。
オリジナルストーリーとは作風が少々異なりますが、読者である子供がより共感しやすいストーリーとなっています。
まとめ
今日は、おすすめの英語絵本!アメリア・べデリアで子供と楽しくイディオムを学ぼう についてご紹介しました。
とても面白いストーリーで、楽しく英語のイディオム(慣用句)も学べるので、英語を読み始めた子供におすすめです。
アメリカの図書館では “I can read” コーナーに置かれていることが多いと思います。
ぜひチェックしてみてください!