涼しくなってきたかと思うと、再び暑くなってきたニューヨーク。
暑いからと言って走らずにいるとどんどん体がなまってくるので毎日頑張って走っています!
さて、今回はリレーマラソンのお話です。
日本ではリレーマラソンは駅伝と呼ばれて、高校でも大学でも非常に人気の高いスポーツです。
しかし、アメリカではリレーマラソンはほぼ全くと言っていいほどメジャーな種目ではないです。
稀にリレーマラソンのイベントを見かけることはありますが、開催頻度は決して高くないです。
アメリカではリレーマラソンはどういう感じのものなのでしょうか。そして2年も前になりますが、私がニューヨークで参加したリレーマラソンをお伝えしたいと思います。
アメリカでリレーマラソンは稀なスポーツイベント。どちらかと言うと初心者向け?
色々なランニング団体が運営しているマラソンイベントをチェックしても、ほぼ全てが一人で完走する一般的なイベントばかり。
「リレーマラソン」とネット検索してもなかなかイベント情報が現れないのが現状です。
もちろん全くないという訳ではありません。過去に見つけたことのあるリレーマラソンは
”100キロの距離をチームで完走する”
というもので、しかもこのレースはトレイルマラソン。普通のロードマラソンよりも過酷なもので、ウルトラマラソンと同時開催のものでした。
また別で見つけたイベントは、42.195キロをチームで完走するというもの。
どうやらリレーマラソンは以下のような認識ですね。
- 10キロ、20キロなど比較的短い距離でのリレーマラソンは行われず、ウルトラマラソン並みの距離(最低フルマラソン)で開催される
- まだ完走の自信がない初心者向けの腕試しイベント
チーム体制も2人で走るか、4人で走るかランナーの人数を比較的自由に設定できます。100キロマラソンだと一人あたり25キロ(4人チーム)、もしくは50キロ(2人チーム)で挑戦することができ、自分の実力にあったランナーを集めて走ることができます。
中には3人チームの参加を許可しているイベントもあり、1人が50キロ、残りの2人がそれぞれ25キロを担当することができます。ベテランと初心者が実力に合わせた距離をカバーし、力を合わせて走ることができるということですね。
言い換えると、ある程度自由な参加条件を加えないとリレーマラソンの参加者が集まりにくいとうことでしょうかね。どちらにしてもアメリカではマラソンはチームスポーツとは認識されていないと感じます。
たまたまショートランのリレーマラソン発見!アメリカで「駅伝」を初体験
もう2年ほど前ですが、たまたまニューヨークのマンハッタンでリレーマラソンが行われるという情報を発見しました。その名も”New York City Ekiden”。まさか「駅伝」という言葉がそのまま使われていました。
*ちなみにこの年のみ行われたイベントで、その後リレーマラソンは無くなっていました。やっぱり人気ないのかな。。。
20キロというショートランの距離を2人、もしくは4人のチームで参加可能ということだったので、ランナー友達を集め参加しました。
チーム編成が非常にフレキシブルで以下の6種類のチームが組めます。私たちのチームは男女混成の4人チーム。
- 男性のみの2人チーム
- 男性のみの4人チーム
- 女性のみの2人チーム
- 女性のみの4人チーム
- 男女混成の2人チーム
- 男女混成の4人チーム
個人的に駅伝は初めて、みんなで力を合わせて走るということに非常に楽しみでした。
そして本番当日。
場所はマンハッタンとクイーンズの間にあるルーズベルトアイランド。クイーンズボロ橋の真下がスタート地点です。
なぜかみんなが嫌がったので(笑)、私が一番目のランナーに。
このルーズベルトアイランド、非常にフラットなコースです。というか、大勢の方が住んでいてすごく環境が良く整えられているところなので当たり前と言っちゃ当たり前です。この島一周がちょうど5キロとなっています。
とても走りやすいコースだったんですが、ショートランだからなのか他のランナーが飛ばす飛ばす!
つい周りのペースに吊られていつものペースよりも速く走ったので結構疲れました。
後から分かったのですが、他のチームは結構速いランナーで固めてきてたので、そりゃ速いわって感じです。
しかし駅伝の醍醐味、「たすきを次のランナーにつなげる」という体験ができて非常に楽しかったです。よくテレビで見てましたが、たすきの責任って重いですね。手渡せた瞬間は「後は任せた!」という達成感と安心感を味わえて、駅伝は支え合うスポーツだなーと痛感しました。
【まとめ】もっと普及してもいいと思うリレーマラソン。チームで走るとより楽しいランニング
個人的にはめちゃくちゃ楽しかったです!普段一人で黙々と走っているので、いつもと違うランニング体験をしたという感じでしたね。
やはり人と一緒に走るというのは楽しいし、何か一つの目的をチーム全員で達成するというのは気持ちも違ってきます。
また同じメンバーでリレーマラソンに参加したいのですが、残念ながらこの大会以降は開催されていません。。。
もっと普及してより頻繁に開催されれば、ランニング初心者でも参加しやすくランニングコミュニティも活性していくんだろうにと思うんですけどね。
今後もリレーマラソンの情報には目を光らせておきたいと思います。