今日は、電車好きの方は必見!子鉄も喜ぶこと間違いなしのおすすめスポット、Red Caboose Motel(レッドカブースモーテル)をご紹介します。我が家の次男坊は楽しすぎたようで、帰る時は車の中でギャン泣き、なだめるために止むを得ず、地元に帰ってからLIRR(Long Island Rail Road)で数駅だけ電車に乗せたくらいでした。
現在、ニューヨークでは、コロナの影響で旅行に行けない日々が続いています。
ニューヨーク州は移動制限勧告(Travel Advisory)を出していて、コロナウィルスの陽性率が高い州(直近7日間の平均で、陽性者数が10万人辺り10人以上又は陽性率が10%以上)の州から移動してくる場合は、2週間の自主隔離が求められています。10月下旬の現在、移動制限勧告の対象となっている州は38州にのぼります(アメリカは全部で50州なので、38/50州が対象ということです)。
近隣州のニュージャージー(NJ)、コネチカット州(CT)、ペンシルベニア州(PA)でも基準値は超えていますが、ビジネスなどの理由で回避できない往来があることが考慮されているようで、この3州からの移動者に対しては自主隔離は求められていません。ただし、可能な限り、不要不急の移動を自粛するようにとの要請が出ています。つまり、州をまたいで旅行に行けるような状況では全くありません。
普通に旅行に行ける、平穏な日々がいつ戻ってくるのか分かりませんが、もしそうなったら、ぜひまた行きたい場所の一つが、これからご紹介するペンシルベニア州のRed Caboose Motel(レッドカブースモーテル)です。
目次
Red Caboose Motel(レッドカブースモーテル)の基本情報
- ホームページ:https://redcaboosemotel.com/
- 住所:312 Paradise Ln, Ronks, PA 17572
- 宿泊費:1泊115ドル〜
- 部屋の種類:
-
- Small Family Caboose(ダブルベッド1つ、シングルベッド2つ=2段ベッド1つ)
- Double Double Caboose(ダブルベッド2つ)
- Mail Car(クィーンベッド2つ)
- Medium Family Caboose(ダブルベッド1つ、シングルベッド3つ=3段ベッド1つ)
- Large Family Caboose(ダブルベッド1つ、シングルベッド4つ=2段ベッド2つ)
- Baggage Car(クィーンベッド1つ、ダブルベッド1つ、シングルベッド2つ=2段ベッド1つ)
- Shady Rest Farmhouse Large Suite(クィーンベッド2つ、ツインベッド2つ)
- Shady Rest Farmhouse Efficiency Suite(クィーンベッド1つ、ダブルベッド1つ、シングルベッド2つ)
- そもそもカブース(Caboose)とは:1980年代頃までアメリカで使用されていた車掌車のことで日本の「ヨ」に相当します。主に貨物列車の最後尾に連結され、貨車を監視する為に車掌が乗務していました。長距離路線のために、宿泊や食事も行えるようになっていました。

私たちは11月に行ったので、まだパンプキンが飾ってありました。

カラフルなカブースが並んでいます。我が家は息子たちの希望で、事前に青いカブースを希望し、運よく青色に泊まることができました。
おすすめポイント
- 本物のカブース(Caboose、車掌車)に泊まれる:色々な色のカブースが線路の上に連なるように配置されているので、電車好きにはたまらなく魅力的です。そして、その中に泊まることができます。2段ベッド(Bunk Bed)も子供にとってはワクワクするポイントです。
- 敷地内に電車をモチーフにした遊具がある:滑り台、ブランコなどがあります。ちょっとした空き時間も電車に囲まれて、遊ぶことができます。
- ミニ機関車に乗れる:5月から9月の12時〜6時の間、レッドカブースエクスプレス(The Red Caboose Express)が敷地内を走っているそうです(私たちは寒い時期に行ったので乗れませんでしたが)。運賃は一人2.5ドル。
- 馬車にも乗れる:アーミッシュスタイルの馬車のツアーがあります。25〜80分のツアーで、フロントで申し込みが必要です。

駐車場付近で馬車が待機しています。
- 周辺にも鉄道を楽しめる場所がある:車で5分以内の場所に、2つの鉄道博物館=Railroad Museum of Pennsylvania(ペンシルベニア鉄道博物館)、国立おもちゃの列車博物館(National Toy Train Museum)と、蒸気機関車が走っている鉄道ストラスバーグ鉄道(Strasburg Rail Road)があります。詳細は下記の周辺施設の欄をご参考ください。
- とてものどか:地平線が見えるような広い場所にあります。夕陽が沈んでいくのもとてもきれいに見えました。夜も静かで、馬車が走る音だけが響いています。ゆっくりしたい方にもぴったりです。
部屋の様子
私たちは4人家族(息子は当時2歳と4歳)なので、Medium Family Caboose(ダブルベッド1つ、シングルベッド3つ=3段ベッド1つ)のお部屋に宿泊しました。とてもシンプルな部屋です。とても綺麗!!という感じではありませんが、清潔感はありました。

鍵を開ける瞬間も息子はワクワク。
入ってすぐに小さなテーブルとTV、電子レンジ、ダブルベッドがありました。
少し奥に3段ベッド。一番上は子供でも手を伸ばすと天井に手がつくくらいです。窓からはカラフルなカブースが見えました。

2段ベッドとのその上にもう一人眠れるスペースがありました。

窓からもカブースが沢山並んでいるのが見えます。

2歳の息子の頭も天井につくくらいでした。
一番奥にお風呂。バスタブあり。

シンプルなバスルーム。タオルと石鹸は用意されていました。
施設の様子
入り口付近には、コインで動く小さなメリーゴーランドや、電車の乗り物がありました。
食堂車のレストラン。

レストランの外観。お土産屋さん(Gift Shop)の奥にあります。

私たちが朝食を食べに行った時は貸切状態でした。

子供には、4色のクレヨンと電車の塗り絵を用意してくれました。おかげで待ち時間もとても楽しそうでした。
お土産売り場には可愛い電車グッズが沢山。思わず、機関車のオーナメント、機関車の貯金箱、カブースの鉛筆削りなどを購入しました。

お土産に買った機関車の貯金箱、カブースの鉛筆削り、キーホルダー。
周辺施設
ペンシルベニア鉄道博物館(Railroad Museum of Pennsylvania)
- 住所:300 Gap Road, Strasburg, PA 17579
- ホームページ:https://rrmuseumpa.org/
- 入場料:大人(12歳〜64歳)10ドル、シニア(65歳以上)9ドル、子供(3歳〜11歳)8ドル、2歳以下は無料
- レッドカブースモーテルから0.7マイル(車で2、3分)の距離。
- 19〜20世紀頃の蒸気機関車、客車を含め100もの電車を展示。
- 二階には模型電車を走らせているエリアもあり。
- シンプルな展示型の博物館で、日本の鉄道ミュージアムのように様々な仕掛けがある訳ではありませんが、運転席に座れるところなどはありました。

大きくて迫力満点の車両たちが沢山。

カブースを見つけて興奮して走り出す次男。

車輪の大きさも肌で実感。

車輪を下から覗ける場所もありました。

二階から車両を見下ろせる場所もありました。

外にも車両がありました。
※2020年10月現在、残念ながらコロナの影響で閉館中。
国立おもちゃの列車博物館(National Toy Train Museum)
- 住所:300 Paradise Lane, Ronks, PA 17572
- ホームページ:http://www.nttmuseum.org/
- 入場料:大人(12歳〜64歳)7.5ドル、シニア(65歳以上)7ドル、子供(4歳〜11歳)4.5ドル、3歳以下は無料
- レッドカブースモーテルから0.2マイル(徒歩4分)の距離。子供でもレッドカブースモーテルから歩いていける距離です。
- 1800年代から現在までの様々な模型電車(G、スタンダード、O、S、HOゲージ、レゴで作られた電車など)を展示。
- 全てショーケースの中ですが、稼働しているものも多く、ボタンを押したら進む、というようにインターラクティブに楽しめるところもありました。

スイッチを押すと、街の灯りが消えたりついたり。
※2020年10月現在、特定の日にちのみ営業中。
ストラスバーグ鉄道(Strasburg Rail Road)
- 住所:301 Gap Road, Ronks, PA 17572
- ホームページ:https://www.strasburgrailroad.com
- 運賃:エコノミー(通常運行の客車の場合) 大人(12歳以上)15.5ドル、子供(2歳〜11歳)、乳児(1歳以下)は無料
- レッドカブースモーテルから0.8マイル(車で2、3分)の距離。
- 蒸気機関車が牽引する客車に乗車できます。
- 乗車時間は45分(4.5マイル東に進み、同じ線路を4.5マイル西に向かって戻ってくるコース)。
- 一番前の車両に乗ると、蒸気機関車がUターンする場面も見れます。
- 運行スケジュールは季節によって変わるようなので、事前にオンラインで確認することをおすすめします(チケットは事前にオンラインでも購入可能です)。
- 季節によりイベントもあるようです(4月はイースター電車、10月はパンプキンイベント、11月はトーマス列車に乗れるイベント、12月はサンタクロースと電車に乗れるイベントなど)。

蒸気の煙と音は迫力満点。二人とも初めて見る光景に圧倒されていました。

車窓からの景色。やはりのどか。牛や馬も沢山。

先頭車両に乗ったので、行きはずっと機関車の顔が見えました。長男は座らずに、ずっとへばりついて見ていました。

折り返し地点で、機関車は切り離され、先頭車両の方に移動して連結します。私たちが乗っていた先頭車両は、帰りは後尾車になりました。
※2020年10月現在も運行中。
アーミッシュビレッジ(Amish village)
- 住所:199 Hartman Bridge Road, Ronks, PA17572
- ホームページ:https://www.amishvillage.com
- ツアー料金:Amish Famehouse & Village Tour(25分のツアー)大人(13歳以上)11ドル、子供(5歳〜12歳)6.5ドル、4歳以下は無料。他にも90分の長いツアーなどもあります。
- レッドカブースモーテルから8マイル(車で15分)の距離にアーミッシュの村(Amish village)として有名なランカスター(Lancaster)があります。
- アーミッシュとはドイツ系移民(ペンシルベニア・ダッチも含まれる)の宗教集団のことで、移民当時(1600年代頃)の生活様式を保持していると言われています。具体的には、農耕や牧畜によって自給自足生活をしており、移動手段として馬車を利用しています。そのため、カブースモーテルの周辺でも馬車が頻繁に通っています。
- アーミッシュの人々の生活様式を垣間見ることができるツアーなどもあります。

アーミッシュの移動手段の馬車。馬の蹄の音も心地よかったです。
※2020年10月現在、ツアーも再開しているようです。
まとめ
鉄道好きなら一度は行ってみたい場所、ペンシルバニア州のレッドカブースモーテル。元々モーテルとは、自動車で移動する人のための宿泊施設です。一般的には、道路沿いにあり、低層に並べられた客室群をそなえ、客室に面して駐車場があるような場所です。カブースモーテルも、あくまでもモーテルなので、ホテルのような高級ふかふかベッドや一流のルームサービスがある場所ではありません。しかし、多少ペンキが剥がれているところがあろうと、小汚い印象はなく、電車好きの子どもたちには夢のような場所であることは間違いありません。周辺にも鉄道博物館や、ストラスバーグ鉄道など、迫力満点の電車に触れる場所も沢山あり、電車好きの方には一押しのスポットです。
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