ニューヨークのキンダーガーデンに通っている次男。
キンダーガーデンでは、アルファベットを書いたり、そのアルファベットで始まる単語の勉強したり、英語の基礎の基礎も学びます。
そして、最近はとっても簡単な本を読み始めました!
本といっても、本とは言えないくらいの初歩的なもので、Decodable Book というもののようです。
今日は、Decodable Bookとは?!アメリカのキンダーガーデンの本を読む練習 についてご紹介します。
Decodable Bookとは
- Decodable Book(デコーダブル・ブック): 主に特定のフォニックスのパターン、もしくは同じワード(単語)ファミリーの単語を使って書かれた本。フォニックス(アルファベットの音の決まり)の知識に基づいて読むことができる単語で書かれているのが特徴。
小さな子ども向けの英語の絵本は、同じ言葉やフレーズが繰り返され、絵や写真を見ると次にどんな言葉が来るかがわかるような絵本が割と多いです。
それらの本は、次に何が出て来るか、どんなことが起こるかを予想できるため、「Predictable Book」と言われることもあります。
「Predictable Book」では、クマの絵が描いてあるからきっとここは「Bear」だ、次はウサギの絵が描いてあるから「Bunny」だというように、子どもたちは繰り返される文の一部を挿絵などから「予想」して、つまり当てずっぽうでも読むことができる場合があります。
一方、Decodable Bookは、繰り返しや挿絵などから単語や文を予想するのではなく、その本に出て来るフォニックスを知っていれば、自分で単語をDecode(暗号のように解読)して、読むことができるようになっています。
6ページ程度のとても短い本ですが、月〜木まで毎日、このシリーズの本を読むのが宿題になっています。(息子たちが行っている学校では、金曜日にはほとんど宿題が出ません。)
息子の学校で使っているのは、Little Minds At Work(Tara Westさん)の教材です。
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絵も可愛いくて、簡単に読めるので、息子も楽しそうに取り組んでいます。
一般に売っているDecodable Bookには、「A Pig, a Fox, and a Box」(Jonathan Fenske)などがあります。
母音と子音の勉強
私が日本で英語を習った時には、SVOC(主語+動詞+目的語+補語)というようなことをよく学んだ記憶がありますが、フォニックスについてはあまり勉強した記憶がありません。
今、息子たちが通っているアメリカの学校では、A〜Zのアルファベットを学んだあと、英単語を読むための訓練として、フォニックスの基礎となるV: Vowel(母音)とC: Consonant(子音)を学んでいます。
一番最初に学んでいるのは、CVCでできている単語。
CVCとは、すなわち子音+母音+子音からなる単語で、cat, wet, fin, fog, sun などがこれに当てはまります。
息子たちが通う学校では定期的に実施されているNWEA MAPテストでも、CVCが正しく理解できているかというような問題が出るようです。
また、「aeiou」の母音の「a」の中でも、短音(short a)と長音(long a)の違いや、音節(Syllable)についても学んでいます。
まとめ
今日は、Decodable Bookとは?!アメリカのキンダーガーデンの本を読む練習 についてご紹介しました。
Decodable Book(デコーダブル・ブック)は、Phonics(フォニックス)の勉強を始めた子どもにぴったりの本です。
デコード、デコーダブルという言葉は、まだ日本では馴染みがないかと思いますが、英単語を読む勉強方法の一つとして参考になれば幸いです。